45才からのぐうたら生活

45才からのぐうたら生活

2007年05月08日
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カテゴリ: ぐうたら日記
本日も、お仕事。

気分的には、幾分、楽に。
連休終わりに、オイラを送りがてら来ていた母が、本日、帰った。
無論、オイラは仕事なので、見送りできない。(T-T)

帰ったとの連絡があったわけだが、車なのでちょいと心配である。
何のかんの言って、親も年を取ったと思う。
そりゃあ、自分がボケ倒しまくりなのに、親がボケないワケがない。
頭のいい親だから(ウチの家系は紙一重^^;)、昔に比べれば、なのだが、

さして面白くないTVに、声を上げて笑う姿は、昔ではあり得なかった。
なんだか、少し悲しい。
普段、遠く離れてる分、余計に、そう思うのであろう。


そお言えば、昨日だったか、なんとなくTVを見ていたら、
今の中国事情を放送していた。
老人ホームが急増しており、子供の為と入居して、寂しい老後になっている。
という内容で、何処も同じだなぁと。
国が違っても、経済発展の代償は、こういったところに出るのかもしれないね。

母が言うには、老人ホームは、現在の「姥捨て山」だと。
「長く生きすぎるから、いけないんだ」とも言っていた。
「昔みたいに早く死んじゃえば、親も子供も楽なのになぁ」

長生きが悪いわけではないけれど、そう体に負担のかからない現代に、
パタッと死ぬのは、なかなかに難しい。
子供が老年になっても、親は生きている。

オイラが、ずっと思っていたのは、子供が力のある内に死んでやりたい、
という事だ。

例え介護になったとしても、まだ、金を稼いで取り戻せる内に死んでやりたい。
自分の年金で親の介護は、可愛そうだ。

まあ、オイラみたいな職業だと、長生きはできないと思うので、
そんな心配も無用か。^^;
だいたい仕事中に倒れて終わるパターンだな。
この時、ヘタに救わないで倒れっぱなしにしといて欲しい。
死ぬ機会は、非常に重要。
しかし、現代医学がそれを許さない。

実際問題、働きつつの介護は、無理だと思う。
昔は、家族が多くて、家に専業主婦がいたから何とかなってたんだと思うよ。
今、核家族の共働き、みんなで金稼いで、贅沢に慣れきってるから、我慢もきかなくなっている。

オイラは、実家が遠い。
だから親が倒れた時、どうなるのだろうと思う。
まだまだ元気な親だけど、いつ、どうなるかなんて、誰にも分からない。

この歳になって思う。
遠くへ来ると、こういう事になるんだなぁと。
オイラ、頭悪いから、気づかなかったんだよね。

母が作っておいてくれた、晩ごはんを食べながら、
ああ、本当に、遠くへ来たんだ、と、今頃になって実感する。
そして泣きながらメシ食うハメに...。

だってさ、何年か前までは、ウチへ来ると、文句言いながら、家中片付けまくったり、遊び回っていた母も、近頃は、ちょっとご飯を作って、掃除をしてくれるくらい。
連れて行く所も、温泉が多くなってきた。^^;
だから、この味を、あと何回、味わえるだろうかと思うと、結構、切なかったりする。
なまじ遠いだけに、食いたくても食えないんだよね。
そんな事、思ったこと無かったなぁ。
裏を返せば、オイラもトシって事か。

祖母も母も実家を遠く離れた所へ嫁いだ。
オイラも何も考えずに遠くへ来た。
これは、血だと思う。

生まれ故郷を離れ、遠くに骨を埋める人間は、どこか違っており、
前向きで、バカみたいに明るい人が多い。
只の一人の知り合いもおらず、何も分からず、そこに溶け込むべく、
全てをコツコツと積み上げていくしか道はないから。
暗いより明るい方が、溶け込みやすいっしょ。^^
それをしてきた人間と、そうでない人の差は歴然のように思う。

近頃、思う。
オイラは、一体、何処に向かおうとしているのだろうか?
ここに在った場合と、そうでない場合、近頃、よく考える。

思えば、オイラも、くだらないTVで、よく笑うようになった。
やっぱトシじゃんねぇ。^^;





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Last updated  2007年05月08日 21時51分03秒
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