45才からのぐうたら生活

45才からのぐうたら生活

2011年04月25日
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カテゴリ: 休日あれこれ
磐越自動車道、いわき~東京方面は大丈夫。

観光シーズンの日曜日、ほとんど人もおらず、SAは、ひっそりとしている。
路面も、あちらこちらに段差が出来ており、ちょっとした「チンさむロード」の連続。
片側通行の所もあり、中越の地震を思い出す。
新潟も当時、おびただしい数の仮設住宅が、やっと通れるようになった関越自動車道から見えたっけ。

茨城も、あちらこちらの屋根にブルーシートがかかり、まだまだ地震の爪痕だらけであった。

オイラの実家の蔵の屋根にもブルーシートがかけられていて、
年金暮らしに蔵の修繕が重くのしかかる。


頑として受け取らなかったのを、強引に突っ込んできた。
笑うくらいの少なさだが、電気代くらいには、なるだろう。

裏の竹山で掘った筍を山のように積んで帰途に着く。
ウチの筍は、竹になる寸前まで食べる事が出来て、
1度食べたら、もう、他のは無理と言って皆が貰いに来るくらい上質らしい。
オイラは、これが標準だったもんで、特に何とも思っていなかったが、
自前の筍山を持ってる人が貰いに来るくらいだから、相当、美味いらしい。

毎年、義母が楽しみにしており、時期になると、騒ぎ出す。
自然の恵み、出ないときもある。

オイラは、久しぶりの関東の味。
どんなに新潟に慣れても、やっぱ、違うのだ。

ラーメン美味い、あんこ美味い、お茶も違う、水が違うから。

昼過ぎ、茨城を出る。
ダンナが、芦の牧温泉の猫の駅長に会いたいとかぬかすので、
常磐から北関東へ入って東北、白河あたりで降りる。

知る人ぞ知る、白河周辺は桜の宝庫。


ここも相当揺れたらしい。
屋根のブルーシート、剥がれ落ちた蔵の壁。
道路は、あちらこちらが、ガタガタで、マンホールが浮き上がっており、山が崩れ、片付けるにもどうしたもんかくらいの巨大な落石。

猪苗代へ抜ける道路も通行止め。
それでも桜は咲き誇る。

どこがどう通れるのか分からないので、大人しく4号へ出て、49号へ戻った。
芦の牧温泉は、また今度にして、ここからずっと下道で帰る。
ええトシこいての強行軍で、すさまじく痛い腰と複雑な思いを抱え、変な夢も見て、これからの事を考える。

警戒区域になってしまった一族の本拠地。
2度と帰れないと諦めつつ、本音は戻りたい。
もうね、古い家柄とか跡取りとか、何かを守らなきゃとか、
そんなん関係なくなっちゃった。
先祖代々の墓も捨てなきゃなんないんだから。
一時帰宅で何を持って来たらいいのか分からない。
と叔母は言ったそうだ。

残りたい人の気持ちも、よく分かる。
最後通達を終えたなら、自己責任で残ってもいいと思う。
それくらいダメージは大きい。

避難と言うけど、何もせずに体育館に居るわけにはいかない。
帰れないんだから、新たに生活の基盤を作らなくちゃならない。
老体にムチ打って、職安に行く伯父は立派だ。
家もあるし、畑もあるから、少ない年金でも細々とでも食べていける生活が壊れた。
そんな人、たくさんいる。
これから何処で生きてゆこう。

従兄弟は、関東に出て働き始めた。
一家、散り散り。
地震と津波だけならよかったね。
と、誰もが思う。

子供の頃、遊んだ浜が津波に飲まれてゆくのをTVで見た。
何度も見た。

こうゆうのを目の当たりにするとね、
色んな物を大事に抱えてても、しょーもないって思えてくるんだよね。
大事な物って何だろう?
と考える。

人間、最後に持つ物は、きっと何も無いのだろう。





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Last updated  2011年04月25日 13時19分58秒
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