ま、結局人もワインも永遠の命は無い訳とは判っているのだが実際にセラーの中のワインが逝ってしまっているに当たると何だか可哀想な事をしたと思ってしまう。ワインの場合はある程度放置プレーが必要なのだがここまで逝ってしまうと保護責任者遺棄致死レベルだろう。
まあ、冗談はさておき、この作り手(と言って良いのだろうか)は結局のところどうでも良い作り手になりつつあるように感じる。諸兄ご存知の通り 90 年代初頭に相続紛争で畑を失い Domaine から Negoce へと変貌したのだがその時は中々頑張っていたように思う。実際 90 年後半から 00 年代中盤までは今は日仏カップルでミクロネゴスをしている仏人男性が作っていて切れが良く淡い中々素晴らしいワインを作っていたのだが、最近ますます上がっていく値段とは裏腹に輝くところを感じなくなってしまった。まあ、個人の感想なのだが。
さてその逝ってしまったこのワインだが、無闇に捨てるのも何なので隣村のワインで割ってみることにした。アッサンブラージュ魔術による魂の召喚という訳だ。この手のワインはちょっと前までシャンパーニュで割っていたのだがやはり同じブルゴーニュ、 CdB の白で割る方が良いように感じる。それなりに良いのだが没個性で膨らみのある PYCM が少し締まり、良質の熟成ワインに変わる。
最近はただ抜栓して単体で飲むよりこういう方が愉しいと思うようになった。(苦笑)。
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