教えない教育実践日誌

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やる気の話 その3



「習うよりなれろ」などと言いますが、物事の多くは、頭で考えて、こうすればいいとやることよりも、何度も繰り返しやっていくうち身に付くことの方が多いような気がするのです。

だからとりあえず「毎日」を基本にしてやり続けるということ。

大事なのは「続ける」ということですから、一日おきでも、週に一度でも、「続ける」ことでやる気をコントロールする方法が身に付くような気がしています。

いま続いているのは、毎週水曜日のバレエ。4年と3ヶ月になります。

はじめは好奇心、それからバレエが好きで、すごくやりたかった時期がありました。それから、自分が上達しないのがよく分かっていきたくなかった時期も…

それでもほとんど休んでいないのは、「水曜日はバレエ」と決めて言い訳しないようにしているからで、いまはどんな状態でもやめようと思わないのです。

それには4年の体験がモノをいうのかもしれません。やめようと思ったけど無理にでも行ったら体が楽になったり、精神的に楽になった体験など…

実家に帰ってからの朝の散歩も続いています。

2週間くらいになりますか、毎朝30分くらい歩いています。間で二日くらい休んではいますが。

実は「続ける」コツは、「あきらめない」ことかも知れないと最近思っているのです。

三日坊主というのがありますよね。私は、日記に関して長いこと三日坊主でした。

楽天日記は続いていますが、書けない日があっても、気にせずまた書き始めるということで続いています。三日坊主を何度もやれば、それは三日坊主ではなくなるわけです。(このやる気シリーズも二日に一度書いています…二日坊主?)

大学生を相手にするときには、こういう話をしてもなかなか実感として分かってもらえないので、毎日のフランス語の勉強の記録を書いてみてほしいと言って、一月分の記録表を配ることにしています。

記録をつけることで「毎日続ける」ということがどういうことか分かるだけでなく、自分の一ヶ月をふりかえってみることができるのです。

やる気に左右されないで、生きるには、自分がどれほどやる気に左右されているか、自覚することからはじまるのかも知れません。

ここで大事なことは「自覚すること」なのです。

人から、やる気のある時だけやっているじゃん、と言われても、親から「やる気がなくてもやらなきゃ」と言われても、人は動かないモノです。

自覚の話は次に続きます。

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