Eternal Sunshine~




公開前から見たいと思っていたCharlie Kaufmans作 Michael Gondry監督の映画、やっと観れたのは公開から3週間ほど経ってからでした。金曜日だったとはいえ、一応Good Fridayで休みの会社もあったはずなのに、館内には私を含めて20人ほどしかいなかった。淋しすぎる...

さて映画の方は...一つだけ欲を言わせてもらえば、やっぱりJim Carreyは使って欲しくなかったかも。この人ってBruce Almightyだの、Trueman Showだの、Lier Lierだの、「実際にはありえないお話、でもSFまではいかない」系映画にあまりにも出過ぎているじゃないですか(上記の映画は実は子供の付き合い等で全部観てるけど、コメントするほどの作品でもない)。だからこの人が主演ってことだけで、上記の映画全てと一羽ひとからげにされそうなので怖い。だって"Eternal sunshine~"もストーリーそのものは「とっても現実タッチの、SFまではいかない近未来的な作り話」なんで。

同じKaufmanの作品でも、Gondryの手に掛かるとなんだか一見粗削りというか、俺の好きなように撮るんだ、あんたに嫌われようが俺はこういうのが好きなんだ!みたいな開き直りとでもいうのでしょうか、そういう空気が伝わってくる。私は好きなんでそういうのが全然苦にならないんですが、だめな人にとってはちょっと苦しいものがあるかもね、このガチャガチャ感が。その点、スパイク・ジョーンズの方がやっぱりズルイというか、計算高いというか、神経質なんですか?

脳からある特定の記憶だけを消去するサービスを使って別れた恋人の思い出を一切消してしまった後、また同じ相手と出会って一からやり直したらどうなるんでしょうか?悲観的な見解を持ってしまうのは私の年のせいか???真剣に、そんなことしても結果は同じ、時間の無駄と思ってしまう。でもそんなオバハンの見解など勿論完全無視して、まあこんな手間暇をかけてこういう映画を作ってくれる人がこの世にいるということだけでも、なんだかとっても意味深いような気がする。この映画はそういう状況での再恋愛の可能性を完全否定も完全肯定もしてないんだけれど、「思い出」に焦点が当たることで、色々と考えさされました。儚いけれど暖かい、大切にしたいけど握った手から落ちていく砂のようにどんどん消えていってしまう思い出。はあ、無常感、祇園精舎の鐘の声ですね。

記憶の消去がうまくいかない過程では、まるでヘンテコな夢みたいになってしまうというところがやっぱりGondryぽっくって嬉しいような、笑ってしまうような。夢にこだわってる人って好きだわ、やっぱり。


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