Cureのコンサート


それは長々と見ていた夢の最後の部分だったのだが、うちの近所の会場(実際に近くにある黒いガラス張りのオフィスビルの中で、ということになっていた)でキューアーのコンサートがあるので、私と私の姉の二人で、開演に遅れまいと必死で路上をそのビルに向かって走っていた。どちらかというと、私が姉に頼んで無理矢理付いて来てもらったという雰囲気だった。
ビルの前にはちらほらと人が立ち話などをしていたので、私たちも少しの間ボーっとしていた。ふと自分の足元をみると、とても安っぽいテカテカに光ったエナメルの膝までの真っ白なロングブーツを履いている。(横がジッパーになっていて、ソールはエレベーターシューズみたいに高くて、大昔、70年代のアイドル(=大昔の桜田淳子とかそういう世界)が履いていような感じの代物)。私の着ている洋服は真っ黒なのに、どうしてこんな変な真っ白なブーツを履いているのかが自分でもとても不思議だった。

会場の中に入っていくと、そこはコンサートホールではなく、どちらかというとホテルの会議室に特設ステージを作ったみたいな部屋で、もう内部は暗くなっていて今にもステージにバンドが登場しそうな雰囲気だった。椅子はなく、やはりここでも何人かの人々がいくつかのグループに分かれて立ち話をしていた。入り口のドアから差し込む蛍光燈の光で、内部の物は全てがシルエットになって見えていた。そこにいる人はあたかもコンサートには全く興味がないようだった。私と姉はステージに向かって左手の前の方で開演をを待つことにした。しかし、その時私の頭によぎったのは「どうしよう、この距離だとステージのロバート・スミスからこの私の履いている変な白いブーツが見えてしまう」ということで、なんだか一人でパニックになっていた。この暗い部屋の中では白いブーツがとても目立つような気がしてならなかった。だからステージの方を見て、距離と角度を計算しようとしたりなどしていた。もう少しステージに近づけば見えなくなるかもしれないのでもう少し前で見ようか、など色々と気を巡らせていた。しかし、その時もう一度自分の足元を見下ろすと、いつのまにか白いブーツは普通の黒い靴変っていた。不思議だったけど、ものすごくほっとした。

そうこうしているうちに、ステージにバンドが登場した、というか左手からバラバラとメンバーが出てきて、自分のポジションにつくでもなく、みんなステージの左手にとどまってブラブラとしていた。ステージの上はまだ薄暗く、キュアーのメンバーの姿は黒っぽいシルエットのままだった。しかしそのシルエットというのが随分細くって、「あれ、これはもしかしてデビュー当時のキュアーのコンサートなのだろうか?」と思っている内に夢から覚めてしまいました。音が聴けず残念。


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