おいでおいでふうふ

おいでおいでふうふ

Jan 25, 2008
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カテゴリ: やけど、完治まで
やけどを負わせてしまってから、1週間が過ぎ
こちらもケアの仕方に若干慣れてきたせいか、
お風呂場でも楽しい時間を過ごせるようになってきた。

浴槽でたくさんあそんで(いま大ウケなのは、ただのおはじき)、ゆっくりあったまって
腕枕で睡眠へ…
例によって、「好きよ、ありがとね、明日も一緒に遊ぼうね」を呪文のように繰り返して
いつものように眠りに入るかなと思ったあたりに
ふと思い立って、娘に質問してみた。

「ねえねえ、まーちゃんさあ、かかのおなかにいたとき…、

(このどぉーだったぁー?の、のんびりした疑問系は、最近のブーム)
「んとねぇ…」
こんな質問、まだ早いかなと思ったが、意外にもはっきり話し出してくれた。
でもきっと「ぼっばったい(わかんない)」が続くだろうなと思った瞬間、
「きもちぉかった…」
ぼそっと、はずかしそうにあるいは真剣に、どこかを注視しながら思い出すようにつぶやいた。
ひゃー!気持ち良かったって言ってくれたの?すごくはっきり発語してるんですけど!
てか、気持ちよかったなんて言葉、今まで言ってるの聞いたことがないよ。
偶然かなあと思ったりして、さらに質問、
「おなかにいたときさあ…、どんなふうにしてたの?」
「(足を曲げて膝をおなかにくっつけるようにして)こーんなふうー」


これはなにかの偶然が重なったのか、本当に記憶として脳裏にあるから答えてくれたのか
後者であることを信じたいが
実はこれらの前に軽く言ってみた質問があって
「まーちゃんさあ、かかのところにくるときさあ、
まーちゃんが『あのママのところに行きます!』って言ったの?

そう質問したところ、「うん。うん。」と言っただけだった。
まだ心のどこかに「私のところにきたばっかりに、大やけどなんか…」
という気持ちがあったから、そんな質問が出てきていた。
だから、「気持ちよかった」という答えは本当に嬉しかったし、
もっともっとおなかにいたときのお話を聞きたいと思ったが
例によって興奮してしまった私がベラベラと話ししてしまい、
質問自体はそれでおしまいになった。

胎内記憶のある子どもは全体の3割だったか6割だったか、
ちょうど筋道立った言葉を話し始める頃に一番語りやすくなっていて
もっとお話が上手になる頃(何歳だったか詳しくは忘れたが)には
すっかり忘れて話さなくなってしまうものだと言うから
今後折を見て、またいろいろ聞いてみたいと思う。
まれに、胎内記憶が芳しいものでなかった場合、
ひとことも話さず逆に不機嫌になることもあるというから
娘の場合はきっとそれなりに快適に過ごせていたんだよねと想像してホッとした。

しかしまあ、よく覚えているもんだなあ。
ほんと、もう十分に幼児サンな2歳児の娘だが、実はまだまだどっぷり赤ちゃんで
あっちの世界から片足が抜け切ってないってことかな。
そう考えると、やっぱりまた
「こんなにも小さい子に、私の落ち度でこんな大怪我…」としつこく落ち込む陰気な私、
しかし、胎内記憶を聞かせてもらったからこそ、
大事な一つの魂を授かっているということをもう一度思い巡らすことができたし
育児ライフをさらに前進させていきたいなあと思った。
自分の手でどうにでもしていい存在ではないこと、それは分かってたつもりだけど
少なくとも最低限まごころをこめて育てていく義務があるということ、
今回ありえない大失敗をした母を、ひたすら許してくれている娘
今後わたしはどれだけの愛情で、そのやさしさに応えて行ったらいいのか。

いやあそれにしても、ほんとに、私のところに来てくれてありがとね。
及ばずながら、大切に育てるよ。
という気持ちをあらたにした。





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Last updated  Jan 26, 2008 06:11:33 AM
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