サリエリの独り言日記

サリエリの独り言日記

2012.06.27
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テーマ: ギリシャ(35)
カテゴリ: 旅行
ミュケーナイ

 そこを行き交う人間は文字どおり煙のように次々消え去っていくにも拘らず、石や岩だけは多少古びるとはいえ、厳然として変わらず「そこに在り続けるはずだ」というのが、巨石建造物を造った人たちの考え方だったでしょう。

 そうした印象をさらに強めるのが、同じくペロポネソス半島東南部アルゴリス平地にあるティリンスの遺跡群でしょう。これらはまさしく前ギリシャのミュケーナイ文明、つまり後から来たドーリア人にとっても、すでに「神話伝説時代」に属する他ならぬ巨石文化の在りようをあからさまに示しているような気がする。
 下の写真は有名なミュケーナイの獅子門、私たちが抱くいわゆるギリシャ的イメージとはまるきり異なった印象があるでしょう。

ミュケーナイ05a.jpg

 「獅子門」の名前の由来は、もちろん門の上に描かれた向き合った「獅子」のレリーフなのでしょうが、私はまたしても足下の石畳みに気が行ってしまう。
 下の写真は「獅子門」を逆のほうから見たものですが、優に三千年前と思しき戦車の轍の痕が、削れたままそこに残っているのです。文字どおりヘラクレスのような伝説的「英雄」たちが、確かにこの門を潜り抜けたのだろう。その痕が今に残っているというだけで、何だか血が騒ぐじゃないですか。

ミュケーナイ04a.jpg

 この遺跡群は例のトロイの遺跡発掘で有名な素人考古学者H・シュリーマンが発見し、これこそまさしくトロイに対抗するギリシャ方の総大将アガメムノーンの居城だとしたのですが、その信憑性は今では疑われていますね。とはいえ、ここがミケーネ時代に大勢力を誇った王族の居城であったことは間違いないでしょう。
 下は王宮(メガロン)の間へ到るたぶん入り口。

ミュケーナイ01a.jpg

― つづく ―





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Last updated  2012.06.27 14:44:52
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TNサリエリ @ Re[1]:Kyoto Tachibana High School Green Band 10.(09/07) ナガノさんへ  コメントいただき、ありが…
ナガノ@ Re:Kyoto Tachibana High School Green Band 10.(09/07) 2年遅れで、この文章を読んで泣けてしまっ…
TNサリエリ@ ふたたび、コメントありがとうございます。 cocolateさんへ 私自身、彼女の演奏に刺激…
cocolate@ Re:エレクトーンというガラパゴス 1.(06/17) 再びおじゃまします。 826askaさんのYouT…
cocolateさんへ@ コメントありがとうございます。 三年ほど前に826asukaさんのことを知り、…

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