サリエリの独り言日記

サリエリの独り言日記

2022.09.01
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カテゴリ: クラシック
LiSA’s structue

 その中で、圧倒的再生数を叩き出しているのが、LiSAさんの「 紅蓮華 」で、なんと最近までの三年弱ほどで、一億二千万回以上!コメント数が四万五千回以上というあり得ない数字で、さらにその一年ほど後に出した「 」が、五千八百万回以上、コメント数が二万八千回以上というあり得ない数字。
 とはいえ、私にとってそんなお化けみたいな数字は、あまり興味がない。むしろこの「一発撮り」のコンセプトで、初めてLiSAさんの魅力を知ったということのほうが大事なのです(やっぱり遅いね)。

 「炎」の構造なのですが、一聴して分かるとおり、全体が三つの大きな山で出来ていて、それに至る道筋がそれぞれ異なっている、メロディ―ラインでいうと
「さよなら、ありがとう、~」で始まるAメロ
「このまま続くと思っていた~」と続くBメロ
そしてピークに向かう「僕たちは燃え盛る~」と続くCメロとなるわけですが、AとCの間にBメロが入っていて、これがこの曲に大きなニュアンスを与えている。LiSAさんはこのAとBの間をノンブレスで唄っているので、曲調の変化に気づかないぐらいですが、これがあることによって、スッキリした山容ではなく、うねうねとした尾根筋を登って行く、というような印象を与えますね。そしてCメロに入ると転調して、クッキリとしたピークが姿を現す、という仕掛けになっています。



 ここまで真ん中が盛り上がると、普通若干のクールダウンが入るものですが、曲の内容の痛切さからか三つめの山は、今度はABをカットして、いきなりピッチを上げたCメロから来る。そこでこの三つめは、これまでのうねうねとした穂高連峰のような山容とは違う、槍ヶ岳のような屹立した厳しい姿を現すということになります。

 この曲の構造を考えたのは、もちろん作詞作曲編曲を手掛けた梶浦由記さん(アニソンの女王と言われているそうです)でしょうが、作詞にLiSAさんも入っているところからみて、お二人で充分練り上げた末での作品となったのでしょう。「THE FIRST TAKE 」は、そうした作曲者や歌い手の思いや意図を、かなりナマに近い形で引き出しているので、こんな話をしているのです。
 LiSAさんもそうした「一発撮り」のコンセプトを意識して、普通のライブやコンサートでは見られない、時にしどけないほどの熱唱ぶり。私はどちらかというと、こうした熱演は苦手なのですが、彼女自身が歌い終わったあと、興奮を鎮めるように語っているように、「いろいろなことを思い出して~」と、もともと美しい地声の持ち主で、しかも完璧なテクニックがありながら、長く続いた不遇の期間、おそらく自信家であったでしょうから、抑えられなくなっちゃったんでしょうね。

 こういう瞬間というのは、まさしく一回限りで、同じ唄いかたは二度と出来ない、そういう歌唱となりました。





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Last updated  2022.09.02 11:21:32
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TNサリエリ @ Re[1]:Kyoto Tachibana High School Green Band 10.(09/07) ナガノさんへ  コメントいただき、ありが…
ナガノ@ Re:Kyoto Tachibana High School Green Band 10.(09/07) 2年遅れで、この文章を読んで泣けてしまっ…
TNサリエリ@ ふたたび、コメントありがとうございます。 cocolateさんへ 私自身、彼女の演奏に刺激…
cocolate@ Re:エレクトーンというガラパゴス 1.(06/17) 再びおじゃまします。 826askaさんのYouT…
cocolateさんへ@ コメントありがとうございます。 三年ほど前に826asukaさんのことを知り、…

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