キー太先生の不動産に関するいろいろ

2024.09.24
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カテゴリ: 建築のこと
​ こんにちは キー太先生です。
キー太先生が最後まで悩むのも失敗したと感じるのも 「窓」 です。
窓は ①意匠性(デザイン)②構造性(耐震)③断熱性(省エネ)④建築費(コスト) に影響します。
①~④のせめぎあいなのですが、皆さんは何を重視されますか。

①
意匠性(デザイン) を重視なら、
 大きな開放的な窓や連窓を多用したり、縦辷り、上げ下げ窓、デザイン窓を多用する。

 しかしながら、④が不利になります。

②
構造性(耐震) を重視するなら
 窓数を減らし、外壁四隅の出隅、入隅に窓を配置することを避ける。
 しかしながら、居室の有効採光窓面積や風通し、換気のための最低限の窓は必要となります。

③ 断熱性(省エネ) を重視するなら
 窓の面積を減らす。
 夏は約7割が窓(開口部)から熱が入り込み、冬は
約5割が窓(開口部)から熱が逃げます。
しかしながら、居室の有効採光窓面積や風通し、換気のための最低限の窓は必要となります。

④
建築費(コスト) を重視するなら
 引き違い窓やFIX窓を多用して、窓数を減らす。
 上げ下げ窓、 縦辷り窓、横辷り窓などは価格が高いです(引き違い窓の2倍~)。


< 引き違い窓のメリット・欠点 >
 日本の窓は 引き違い窓 が圧倒的に多いです。
 引き違い窓 が多いのは概ね以下のメリットからです。
 メリット
 ・価格が安い

 ・網戸を取り付けやすい
 ・窓にシャッター・雨戸を付けられる(防犯、暴風対策)
 ・格子が付けられる(防犯)
 ・窓を網入りガラスでなく透明ガラスに出来る(シャッター付にする)
 欠点
 ・デザイン性が低い
 ・断熱性、気密性、遮音性が低い
 ・網戸が外付けなので網戸が汚れやすい
 ・溝の掃除が面倒である
換気をしているイラスト(男性)

キー太先生

家の風通しは非常に大切でした(現在も大切ですが)。
40年前はエアコン(クーラー)も普及しておらず、日本の住宅には 網戸 が必需品でした。
欧州(特に北方)は虫も少なくて 網戸 がある家が少ないそうですが、
日本は台風に対する雨戸設置、虫が入ってこないよう網戸設置の観点から
引き違い窓 が合理的なのでしょう。
庇を深く取り、夏の日差しを遮りつつ、窓が大きく開放的な家や美しい風景を眺めたり
美しい外観の一部となる窓の家に憧れはするものの、
都内の狭い敷地の住宅では物理的にも叶えようもありません。

住宅設計屋さんが「 勝負顔 」と呼んでいる外観があります。
左右は隣家が近くでよく見えませんので、道路から見える外観が「 勝負顔 」になります。
勝負顔の窓を含めて、チェックポイントを紹介します。

<キー太先生の窓計画チェックポイント>
 □ 勝負顔 の外観(窓を含む)はカッコいいか?
 □位置がベット、机、テレビ等の家具に干渉しないか?
 □安全性は大丈夫か(腰窓の高さH=800、H=1000)?
 □ブライバシーは大丈夫か(隣家の窓と見合いにならないか)?
 □防犯性は大丈夫か(1階窓はスリット窓、格子)?
 □風通しがよい配置か?
 □エアコン室内機、冷媒管が窓に干渉しないか?
 □ガラスを透明か型板(くもり)にするか?
 □カーテン、ロールスクリーン、ブラインドを付けるのか?

​引き違い窓だけで、勝負顔がカッコいい家をデザインするのは難しいと感じています。
(普通と言えば普通なのですが、面白味もなく、単調な外観になりがちです)​

​家を建てられる方は、勝負顔がカッコいい家にしたいですね。​

次回は「民法233条の改正(竹林の越境)」です。









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最終更新日  2024.09.24 00:00:23
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