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受話器を上げると、母が倒れた、、と一言、姉からの伝言。
そして、すぐ電話が切れた。
慌てて、家人と実家に行く用意するも、二人ともパジャマ姿である、こんなときに限って思うようにバジャマが脱げない・・・・慌てすぎている私たち。
実家に駆けつけたときは、母は担架で運ばれている最中。
お母さん、お母さん、どうしたの、母に寄り添う私・・・
姉夫婦は、救急車に乗り込み、年老いた父は玄関で心配そうに母を見送る。
86歳の父は、近頃頭に腫瘍があることが判明したばかりで、モノが二重に見えて、めまいを伴うので、一人にしておけない・・・・。
母は朝3時まで、病院で検査・・・姉夫婦も勿論、病院のイスで待機中・・・
私たちは、自宅で待機しながら、動揺している父を落ち着かせる・・・
私は地方にいる姉・姪っ子・兄に連絡した
こんな真夜中に、、、母が死ぬかも知れない、、、、 まるで別な人のことのようである、、
眠れない父が起きては
・・・おとうさんが病院に行って母さんの隣で寝てくる、、という、
・・・大丈夫だから、朝は元気に帰宅できるから・・というと、
・・・お父さんも母さんと一緒に入院すると、病院で朝ごはんを食べられるから、誰にも迷惑かけないですむでしょう・・と真剣に話す・・・。
もつと悲しいことは、朝のためにお米の用意をしようとすると、米びつが空である・
・・・お父さん、お米なかったの?
・・・そうだよ、でも、もち米があるから、それを炊こうとしてみたいだよ
お米は、年寄りには買って来るのは大変なこと。
そういえば私は、今週は自分のことで精一杯の一週間だったなぁ・・・・
空のライサーを見て、老いる親のことで子供たちが真剣に話し合う現実があるのを、改めて感じた。
その日母は、疲れながらも自宅に帰宅した。