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2011年04月06日
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テーマ: たわごと(27731)
カテゴリ: カテゴリ未分類


旅立ちの春にちなんで、恩師のご家庭での・・・心打つお話です。
・・・・・
一昨日長男は、被災地仙台市に到着したと連絡が入りました。
日常生活で何かと不便があるようです。一人で心寂しいかもしれませんが、厳しく育てたのでどこででも生き抜く強さがあるのが救いです。

仙台に旅立つ朝は久しぶりに妻と長男と三人で朝食を食べましたが、昔の辛かったことを思い出して涙が止まりませんでした。

自立した人間を育てなければという思いが強すぎて、あまりにも理不尽な躾をしたこともありました。家庭内の秩序を維持するために厳しく叱責したことも多々ありました。子どもたちには本当に迷惑をかけたと悔いています。
長男には、どうしてそういう厳しい躾をせざるを得なかったかという事情を話しました。
そして泣いて長男に「本当に申し訳なかった」と詫びました。

妻も長男も泣きました。
そしてお父さんが先に死んだとき「お母さんをよろしく頼む」とお願いしました。それにたいして「どちらかが一人になったときは、大丈夫! 俺が面倒をみる」と言ってくれました。
いままで親に対して不信感をもつこともあったと思います。しかし真面目に必死に私たち夫婦が生きてきたことだけは分かってくれていました。

旅たつ前日、長男が次男を連れて酒を飲みに行き、最後に「おまえは将来医者になるので忙しくなる。だから親の面倒は俺がみる。だから立派な医者になってくれ。ただしスポンサーになってくれ(笑)」と伝えたら、次男は感極まって号泣したと言っていました。

長男は多額の奨学金返済義務を背負って被災地に行きました。次男もそれ以上の奨学金の返済をすることになります。彼らは自分の力で大学に行き社会に出ます。

森信三師は他のところで、こうも言っています。

「金の苦労によって人間は鍛えられる」

私は子どもの頃、お金で惨めな思いをしたことは一切ありません。だからお金は自然に与えられるものだと勘違いしていました。そういう現実を知らない脳天気な人間だったので、人間いかに生きるべきかを自覚したのは45歳を過ぎてからでした。経済的苦労が人格を磨きあげることは確かなことだと思います。

最後に、森信三師の父親観(私が目指す父親像)で締めくくります。
「子どもの立場から、父親の真のエラさがそれなりに認識されるのは、まずは齢(よわい)四十に達しなければ分かりにくいかと思われますが、その場合に、子どもの心に印象づけられた父親の一語、もしくは父親像の一面なりとも種まきできているとすれば、父親としてはもって瞑(めい)すべく、卓(すぐ)れた父親と申してもよいでしょう






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最終更新日  2011年04月06日 22時33分33秒
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