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私の企画で、母と私の姉(長女)と3人で始めて日帰り旅行をした。
行き先は、小樽。 JRに乗って海を見つめて、ランチして、お土産をゲットしてきましょう。ということで、姉を迎えにいき、続いて母を迎えにいき、母娘の小旅行が始まった。
母は85歳。杖をつくようになってから、弱気になってきた。 遠出の運転をしたことの無い私は、地下鉄駅に駐車し、そこから地下鉄・JR・タクシーで北一ガラスのメイン通りに2時間かけて到着した。
杖をつき汗をかきながら、私たちと同じ歩幅に歩く母の姿に、強さを感じた。
・・・お母さん、大丈夫? 休もうか?・・・
・・・大丈夫、大丈夫、昔はもっと早く歩けたのにねぇ・・・
そう、以前の母の歩くスピードは、風のごとく早かったので、私たちは走って母の後を追いかけた。
勿論、70歳を過ぎてもチャキチャキしていたので、うかうかすると私たちのほうが母に負けた。
・・・・お母さん、ここら辺でお茶しなーい?・・・
・・・・さっき、お茶したばかりでしょう・・・という会話が当たり前だった。
しかし、そんな母も、4年前に心臓の手術をしてからというものは、急激に衰えた心身ともに。
小樽の町は情緒あふれるレトロな街で、行くところ行くところが新しいのに、どこか懐かしさを感じる。
昼食は「ベリーベリーストロベリー」でパスタランチ+ケーキ、おまけに母がおごってくれるというので、お言葉に甘えて姉ともどもご馳走になった。 とても美味しく、母までもがパスタをペロッと食べつくした。
ガラスでできた金魚を4匹買い、ビー玉も買った私たち。
1000円均一のお店では、シルバーにブルーの色のファッション時計。
ワイワイ言いながらの女3人旅は酒屋の試飲コーナーで鼻を赤くして終了した。
岐路の汽車の中で母は一言
・・・今日という日をお母さんは忘れないよ、娘たちと一緒に歩くことが、おかあさんのたっての願いだったから・・・。
そうなのです、母の願いは35年かかってやっと達成できそうだというのです。
何故だというと、私たち母・娘が大人になってから4人そろって歩くということは本当になかったからです。
こんな小さな誰にでもできそうな当たり前のことが、私たち母・娘にはできなかったからです。
杖をつきながら、必死に歩く姿は、まるで私たちから離れたくないという・・・つまり、たっての願いを体ごとで味わいたい母だったのではないかと・・・心が痛くなりました。
親孝行、したいときに親はなし・・この言葉をしっかり胸に畳み込み、これからは
母の願いをかなえたいと痛感した私たちであった。