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「節電」が叫ばれている中、電気をこまめに消そう、と心がけている。この“こまめ”についてであるが、漢字で書くと、「小忠実」と書く。まめ(忠実)と、こまめ(小忠実)はどう違うのだろうか。“まめ”の小規模なものが“こまめ”なのだろうか、と気になった。「忠実」を、“ちゅうじつ”と読むとその意味は「真心をもってつとめること。」とか、「少しの誤りやいつわりもなく正確であること。」いう意味である。“まめ”と読んだ場合「まじめによく働くこと。よく気がついて面倒がらずにてきぱきと働くこと、またそのさま。」という意味がある。また他に「達者。誠実であること。実際の役に立つさま。」というような意味もある。では、こまめ(小忠実)の意味はどうかというと、「細かいところまで十分気を配って、よく働くさま。」とある。“まめ”と“こまめ”の意味が異なるので、この二つをあわせると、より効果的な意味合いになると思っている。まめに、こまめに…つまり、“面倒がらずに、あるいは誠実に、細かいところまで気を配って”節電に心がけましょう、と言うようなこととなる。若山 智
2011.04.19
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すっかり日の入りが早くなった。秋の陽はつるべ落としとはよく言ったものだ。 夜中に一人で仕事をしているとき、休憩のために家の外に出てよく夜空を見上げる。 そうすると月の満ち欠けが意外に早く進行することに驚くことがある。「あれ、ついこのあいだは満月だったのに、もうあんなに月が細くなっている」 今夜は中秋の名月。近所のスーパーには月見団子を売っていた。 ついこの間まで酷暑・猛暑で喘いでいたと思ったら、もう夜風が心地よくなっている。 夜中に外に出るもう一つの理由は、近くの自販機でサイダーを買って飲むことなのだが、こちらにも風物詩がある。 美容院の横にぽつんと立っている自販機が煌々と商品を照らす中、夏場は無数の蛾がその明かりに誘われて、見本窓のみならずボタンや釣り銭受けなどところ構わず群がっているのだ。 なるべく釣り銭のないようお金を用意していくのだが、先日はうっかり千円札を入れる羽目になった。 釣り銭を取るときに蛾まで一緒につかんでしまうあのなんともいえない感覚が頭をよぎったが釣り銭受けに奴らは一匹もおらず、無事釣り銭870円を手にすることができた。 よく見ると商品見本のところに数匹いるだけでボタンも無事だった。 「すっかり秋だなあ」と感慨とともにサイダーの栓をプシュッとひねって飲む。 夏には一気に飲めてしまったPETボトルが、いつの間にか半分も飲めなくなっているのも秋の涼しさのせいかな。 本谷雅之
2025.10.06
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10月25日、26日に開催されました市民フェスティバル。今年は広報部として前日からお菓子の買い出しなど張り切って準備しました。ただご存じの通りあいにくの天気で来場された方も少なく公園内も寂しく感じました。そんな中でもご協力いただきました先生方のおかげで、来場いただいた方に「税金クイズ」に参加していただき、準備した風船、お菓子もすべて配り終えました。 昨年大人気だった「にちぜいくん」は雨に弱いので土曜日しか登場できず残念・・・その代わりシールを配ってアピールしました。少しでも認知してもらえると良いですね。鈴木 元代
2025.11.05
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令和7年7月31日、税理士会入間地区において懇親会が居酒屋 暦(こよみ)にて開催されました。当日は荒木支部長をはじめ、総勢16名の先生方が出席され、終始和やかで有意義な会合となりました。 懇親会に先立ち 参加者各人より税制建議の発表があり、現場の実務に根差した具体的な提言が活発に交わされました。 特に以下のような項目について、現行制度の課題と改善策が提案されました: 消費税に関する建議:少額特例の創設や、基準期間制度の廃止を求める声があり、事業者の納税事務の簡素化に向けた制度見直しが求められました。 所得税に関する建議:納期の特例の対象に報酬等の源泉徴収税も含めるべきとの意見があり、事務負担の軽減と一体的処理の必要性が強調されました。 法人税に関する建議:賃上げ促進税制については、税額控除限度額の20%から30%に引き上げに加え、控除の繰越期間を10年間へ延長することにより、企業の中長期的な賃上げ努力を後押しする制度設計が提案されました。 相続税に関する建議:基礎控除額の引き上げを求める声があり、少子高齢化時代における円滑な資産承継と過度な課税回避の観点から、見直しの必要性が示されました。電子帳簿保存法に関する建議:現場の実務実態を踏まえ、紙による保存も引き続き認めるべきとの意見があり、制度の過度な硬直化を避け、柔軟な運用が必要との見解が共有されました。 参加者各人より税制建議の発表が行われ、実務に即した視点から多くの有意義な提案が共有されました。 荒木支部長と私は税理士登録同期であり、税理士登録番号も私と連番になっており、共にこの道を歩んできた同志でもあります。 支部長との久々の語らいは感慨深いものがありました。特に 今後の税理士業務の展望として、AIの活用について意見交換を行いました。「ChatGPT」のような対話型AIの登場により、「定型文書の作成」・「税務相談対応の補助」・「業務マニュアルの整備」・「顧客への提案書作成支援」といった分野での活用可能性に注目が集まっております。 支部長はいろいろな定型文書の作成について活用をしているとのことでした。また「ChatGPT」との会話の仕方が重要でその回答の引き出し方を教えていただきました。さて AIの進化を味方にしつつ、税理士としての専門性と倫理観をどう両立させていくか──まさにこれからの税理士会が直面する課題です。 宮〇先生は10月の会合は株式の勉強会をしようを企んでおりますそれよりも早くネット証券を自分で開設するほうが勉強になると思うのですがいかがでしょうか(笑い) 福島先生からは20年ぐらい前に広報部員全員で作った租税教室の再利用できる教材が現在もそのまま使われていることを知り嬉しくなりました。当時は1講座1回限りの紙教材でしたので学校の活版印刷を借用して作っておりました。租税教室のできる回数も限られておりました。 参加された皆様のおかげで、知見と刺激に満ちた有意義な懇親会となりました。 今後も、こうした交流の場を通じて、地域に根ざした支部活動の充実を図ってまいりましょう。 安西節雄
2025.08.05
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登記情報提供サービスを初体験 これまで私は、土地や建物の謄本が必要なときには、司法書士さんにお願いして2件か3件くらい取ってもらうのが常でした。 ところが今回はちょっと違います。大きな相続案件があり、必要な謄本の数も多くなることに。 相続相談を受けて「あれ?まだ土地がある…」「あ、こっちにも建物が!」と次から次へと出てくる出てくる。 気がつけば“謄本の山”になる規模でした。 そこで司法書士の先生からアドバイスをいただきました。 「先生、自分で取れますよ。登記情報提供サービスを使えば便利ですよ」 正直、最初は「え、そんな方法があるの?」と半信半疑でした。 でもインターネットで調べて、個人利用者登録をしてみると……なんと意外と簡単に完了! いままでわざわざ法務局に行っていた時間は何だったんだろう、と軽くショックを受けました。 しかもこのサービス、公図まで取れるとのこと。 長年税理士として仕事をしてきたのに、こんな便利な仕組みを知らなかったとは恥ずかしい限りです。 1週間後位に登記情報提供サービスから 「登録完了通知」が届きました 早速あたらしい「ID番号」を入力して固定資産評価証明書に記載されている上から順番にチェックを入れながら謄本を採りました。 その都度金額が表示され クレジットカードから引き落ちされる明細が見えて面白いですね 新しいサービスを覚えるたびに「まだまだ勉強だな」と思えるのも悪くないものです。インターネットで登録して、次々と新しいことを覚えて……どうやら私には、認知症になっている暇なんてなさそうですね。 安西節雄
2025.10.10
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健康に留意していますかコロナ禍といわれた数年前に楽しかった強制的運動=ジムでの運動をストップしてから人間ドックの度に「運動考えています」と書いていたものの今年はついに書かず体重は変わらずしも、なんとなくきついところが発生しているのは「筋肉」→「脂肪」と置き換えが進んでいるから 税理士業務上のシステムだったり、税法だったり、AI化だったり置き換えが順調に進んでいいものと置き換えストップのものがあるさてさて 週末に思い立って新種のワインを見に山梨へ勝沼は、大小の自社ワイン製造販売店がたくさんあり天候にも恵まれ、ワインセラー等を巡る人があちこちに試飲しつつ、歩いて酔いを覚まして次にのコースに多くの人が初めましてのワイン製造販売店にて50年以上前からのその年のワイン(熟成)が展示されていて1本11万円とかあったりしてもっとお高いものもこちらは年を重ねていいものですよね リーズナブルな新酒で満足しました 11月6日担当 大倉佳子
2025.11.11
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今週から放映が始まった日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系・毎週日曜21時~)。競馬の世界を舞台に、夢を追い続ける大人たちの姿を描いた作品ということで、一競馬ファンとして放送を楽しみにしていました。さらに主人公・栗須栄治(妻夫木聡)は、ミドルエイジ・クライシスに悩む税理士。職業が同じということもあり、ドラマの中のセリフが心に刺さりました。 「数字を追うだけが税理士の仕事じゃない。世の中を学び、人を学び、いつか誰かに感謝される仕事をしなさい」 亡き父(同じく税理士)のこの言葉を、栗須は挫折の只中で思い出します。また、事業家の山王(佐藤浩市)から投げかけられた「数字、数字、数字、目の前ばっかり目凝らしてさ、少しも先のことが見れてないんじゃないか」というセリフも印象的でした。栗須は、赤字の競走馬事業の撤退を促すため財務調査を行います。経済合理的には撤退が正しい。けれど、それは命ある競走馬を「処分する」ことにもつながる——。生き物や人の思いにどう向き合うかを問われ、彼は数字からでは読み取れない競走馬に対する情熱や歴史、積み重ねられた価値を知っていきます。 専門家として情に流されて判断するのは避けるべきですが、数字の背景にある人や物語に想像力を働かせることは、仕事をする上で欠かせない姿勢ではないかと思います。合理的であることと、人の思いに寄り添うことは必ずしも相反しません。数字の向こうにある現実を見つめ、経営者とともに未来を考えられる——そんな仕事をしていきたいと、ドラマを通して改めて感じました。鈴木雅也
2025.10.15
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17日の金曜日に入間市の豊岡小学校にて齋藤礼子先生と安田仁美(男です)先生と3人で租税教室を行ってきました。学校の重い鉄の門を開けて駐車場に向かうと19番と20番に駐車するようにと立て看板が掲げられ、校内の表玄関へ向かうと教頭先生が迎えてくださったのです。下駄箱には私たち3人の名前が張り出され一般の参観者と間違われないように気遣いをしておりました。沢山の賞状が並ぶ廊下を渡り、多くの子供たちの「おはようございます」との声を聴きくとともに、なぜかわくわく感を禁じえずそのまま校長室へと案内されました。校長先生は所要で席を外しておられましたが、教頭先生と授業が始まる前の簡単な挨拶をし、お茶を頂きながら、豊岡小学校の地域の現状を説明していただいたのです。とくに豊岡小では挨拶の励行に取り組んでいるとのこと。さらに、多くの課外授業に取り組み、「醤油のできるまで」として業界の人の説明を受けたり、地域の高校生、大学生と交流を深めているそうです。教頭先生の私たちに対する期待度がひしひしと伝わってくるのを感じたのでした。さて1年ぶりの租税教室なので最初は授業の流れ等、確認作業に戸惑いつつも、昨年もこのメンバー。租税教室には初めから参加しているベテラン先生三人組。簡単に本日配布教材グッズ説明と配布方法を話し合い教頭先生の案内で教室に向かいました。「先鋒」は紅一点の山椒は小粒でもピリリと辛い斉藤先生。授業が始まれば自分のペースに子供たちを引き込み、みんな真剣に顔つきで授業を聞いてくれています。自分も3人の子育てを経験しているお母さんでもあり、子供の扱いは手慣れたものです。子ども手当についてのメッセージ原稿を仕上げておりました。「中堅」はもと教壇に立っておられた経験のある安田先生。しっかり所得税と消費税のポイントをついてきます。最後に控えし「大将」の私は累進税率の話をしていたら、伝えたいことが突然いっぱい湧いてきて課税の公平、国の借金、なぜ今子ども手当なのか等捉えどころがなくなってしまいました。(反省)毎年どんなメッセージを発信しようかと思い悩むのですが、暗い話ばかりで10年後20年後の夢のあるテーマを見つけるのが容易ではありません。授業終了後また校長室に戻り、今度は校長先生と話を伺う機会を頂きました。税についてその業界の人の話を聞けることは大変重要なことであると、租税教室に対する感謝の言葉を頂き、来年の予約までお願いされたのです。さらに給食を用意しているので各教室にて子供たちと一緒に食事をと勧められました。迎えにきた子供たちと一緒にまた教室に戻りましたら、なんと私に与えられた席はクラスのど真ん中。本日の給食はひじきご飯です。子供たちと会話をしながら食事を頂きました。私「将来は何になりたいの」子「公務員です」私「みんな携帯持ってる」子「携帯は禁止です」私「パソコンは持ってる」子「家にあります。父のですがほとんど私が使っています」私のころの時代とは全く生活リズムと考え方が違いますね。子供たちの素直で元気な感動をいっぱい頂いたうえに、わざわざ玄関まで送りに来てくれて後ろ髪をひかれる思いで校門を後にしたのです。斉藤先生、安田先生 ありがとうございました。とても楽しい時間を過ごしました。「先鋒」「中堅」「大将」はお肌の張りのある順番でした。安西節雄
2010.12.20
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