下から見上げるエコロジー
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日本財団といえば助成財団として素晴らしい公益活動を行っていますが、その日本財団の社員食堂に行く機会がありました。広い窓の明るい食堂で国会議事堂を見ながら食事をすることができます。選んだのは五穀米ランチ。味の良さと品数の多さと健康への配慮がありながら値段はわが社の社食の半分というコストパフォーマンスの高さ。これなら朝晩の多少の不摂生は昼食で取り戻せるのではないかと思ってしまいます。さて、このときに話をしたのは、日本財団が運営しているCanpanという公益活動の情報交換の場について。ブログあり掲示板あり相談コーナーありの公益活動の総合情報支援サイトで、実際に運営している人たちと情報交換を行いました。公益性というものがやや取っ付き難く機能も多いことから、その全貌がなかなかつかめず、私自身も前からCanpanを薦められていながら、なかなか始めることができずにいました。でも、他の大手の無料ブログのように著作権の制限がなく、このサイトそのものがビジネスではなく公益的なものであるという安心感があります。たとえば今回ご一緒した太田空真さんはCanpanのブログでとても興味深い取り組みを行っています。私自身はある会社の属していますが、そこで得た良い経験を多くの人と共有したいと思っています。発信される情報は発信者の素性が明らかであるほど信頼性が高まります。しかし、会社員がその素性を明らかにしてブログを書くというのはまだ一般的ではなく、自分で責任を全うできる社長さんとか、営業上必要とされるブログというのが現状です。Canpanという場は、その趣旨から他のブログとは異なり、この情報発信のニーズとデータの信頼性とを橋渡ししながら、データ管理の煩雑さを軽減できるポテンシャルを持っているのではないかと期待しています。
2005年12月23日
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