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ベルサイユのばら~オスカル編 月組(DVD)宝塚歌劇月・花・雪・星組・専科合同公演「ベルサイユのばら オスカル編」第1部「愛の肖像」第2部「愛の神話」DVD収録日:1991年4月12日(宝塚大劇場にて)<主なキャスト>オスカル 涼風真世アンドレ 杜 けあき(雪組)/日向 薫(星組)/天海祐希/大浦みずき(花組)アラン 久世星佳ディアンヌ 麻乃佳世シモーヌ 木花咲耶ベルナール 若央りさロザリー 朝凪 鈴ジェローデル少佐 天海祐希/愛川麻貴ジャルジェ将軍 星原美沙緒(専科)ジャルジェ夫人 矢代 鴻(専科)ほか(DVD同封のブックレットより抜粋)<感想>91年月組公演「ベルサイユのばら オスカル編」のDVDの感想です。 この「オスカル編」のDVDは歌劇団側の映像がなかったようで 関西テレビで放送したものをDVD化したようですね。発売されたのも2006年2月10日と、ちょうど ベルサイユのばらを公演していた時期だったんですね。 DVDと一緒に当時の公演プログラムをコンパクトにまとめたブックレットも同封されていて うれしかったです。 この公演は、アンドレが役替わりだったんですよね。杜さん、日向さん、大浦さん、そして、天海さん。それぞれ写真も掲載されていて 当時劇場で見られなかった私にとっては 貴重なブックレットです。 キャストや脚本も、すべて掲載されていました。 また、ブックレットを見て驚いたんですが、安蘭けいさん、朝海ひかるさん、春野寿美礼さんがこの作品で初舞台だったんですね。 ほかにも何人か名前の知っている方がいました。2006年の雪組公演「ベルサイユのばら」がこれと全く同じ演目だったことにも、不思議な縁を感じます。DVDの収録日は91年の4月12日。 オスカル役が涼風さん、アンドレ役が天海さん、ジェローデル役が愛川さんでした。 以前、BS-2で放送されたのを見たときは 収録日がもう少し後だったような気がします。 キャストはDVDと全く同じですが。 ずいぶん前にどこかのサイトで、「市販されているDVDとWOWWOWは同じ映像だけど、BS-2のは収録日が違う(BS-2で放送するのはNHKが独自に収録)」というのを読んだことがあったんですが、こういうことか…と納得がいきました。 場面ごとのアングルや役者さんのうつしかたも違い、BS放送を1度見ていますが すごく新鮮な気持ちで見られました。 ただ、スタッフの方の照明ミス(最後のフィナーレで、天海さんが大階段を下りてくるところでスポットが当たっていなかったり…。歌の途中から当たっていましたが)などの細かなミスが所々にあり、少し残念な部分がありました。 DVDは手元に残るものなので、ほかの映像を使えなかったのかなあと思いましたが、これしかなかったんでしょうね。BSで放送されたもののほうが、まだましだったように思います。 ですが、BS放送されたものは1場面カットされた場面があったので(DVDとブックレットの脚本で見て、初めて気づきました。カットしてもそれほど支障がない場面だったので、カットしたんでしょうけれど)、ノーカット版を見ることができてうれしかったです。 この「オスカル編」はフェルゼンとマリー・アントワネットが登場せずにストーリーが展開していく、という設定で驚きましたが これはこれで楽しめました。衛兵隊とパリの市民たちを中心に描いたストーリーでした。その中でさらに、オスカルの人物像が掘り下げられていました。 1部の中盤、オスカルがアランに自分の髪の毛を渡す場面が印象的です。DVDを見て 泣いてしまいました。また 私的にこれはどうかなあと思ったのが、1部のクライマックスあたりで、ジェローデルがジャルジェ将軍たちのいるところで アンドレの目が見えなくなっていることを話してしまう場面。何もこんなところでばらさなくても…と思いました。この場面はジェローデルが少しいやな人に見えてしまいました(苦笑)。 ジャルジェ将軍に「本当か?」と問われて、何とか隠そうとするアンドレ。「将軍、信じてください」というセリフが痛々しかったです。アンドレとしては知られたくなかったことでしょうから。 この後の長い独白(「オスカル、俺はどんなことがあってもおまえを守るぞ」から始まる長ゼリフです)と「心の白薔薇」の歌も印象的でした。 プロローグで歌う「心の白薔薇」もよかったです。天海さんのアンドレは長身でカッコよかったです。涼風さんとの並びも、とても素敵でした。オスカル役の涼風さんをやさしく包み込むようなアンドレでした。最後の「愛の肖像」の場面はオスカル役の涼風さんがドレス姿で登場し、とてもインパクトのある場面でした。 1部と2部の間に、涼風さん、天海さん、麻乃さんのミニトークが収録されていました。このトーク映像も貴重なものでした。 2部の「愛の神話」には ベルばら定番の毒殺や今宵一夜の場面があり、見ごたえも十分でした。「オスカル編」というより、「オスカルとアンドレ編」に近かったですね。 アンドレとオスカルが銃弾に倒れて亡くなる場面は、涙なしでは見られませんでした。BS放送を見たときはこの場面、一部の映像がスローモーションになっていて 余計に泣けたんですが、これも独自の手法だったんだなあと思いました。 銀河の場面で、アンドレの声にオスカルが導かれていくところで 涼風さんが歌う「我が名はオスカル」。通常よりもゆったりしたテンポで、バラード調だったのが印象的です。 最後の天国の場面が馬車ではなく、大階段の上で「愛あればこそ」を歌うというのも新鮮でした。
2010年01月07日
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