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夜中に雨が降っても夜明け前は星空で夜が明けると一旦雲が増えるものの日中は小春日和となる移ろいやすいこの頃明日16日の夜のお天気はどうなんでしょうね明日は 旧暦10月16日で1006年前に 藤原道長 が見た満月とほぼ同じ月になるのだとか月を見ながら詠んだとされる かの有名な 『 望月の歌 』道長といえば 紫式部の生涯 を描いた今の大河ドラマで紫式部と想いあった仲ということになっています この世をば我が世とぞ思ふ 望月の欠けたることもなしと思へば 藤原道長この歌の解釈はいくつもあるようで・・・というか心の奥底をあれこれと複雑に憶測した解釈がなされていますが考え抜いて選んだ言葉ではなく自然に口をついて出た言葉なのだろうと私は思いますどんな気持ちで詠んだのかは道長さんのみぞ知る後世の者は憶測するしかなくそれが文学の醍醐味のひとつなのかもしれません満月から新月に向かって欠けていくさまが人の世の移ろいに重なって儚いと感じることもあるだろうし月が満ちた時のほんの一瞬に栄華を感じるのもまた儚いですね旧暦10月16日が満月になったのは1006年前だけではないようですが月がどれだけ欠けていてどうの・・・という科学的なことより歴史上の出来事や人物の気持ちに思いをはせる空想的なことの方が好きです
2024年11月15日
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