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苫治安

苫治安

2002.05.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
夜の部を見てきた。


出し物は、最初に「舌出し三番叟」。これはまぁ、能の「翁」に当たるらしい。
要するにお目出度い舞ですな。坂東三津五郎が三番叟を舞っていた。
そういえばこの人も先頃襲名したばっかりだっけ。

次が「口上」。
菊五郎や団十郎、富十郎、田之助など15名が舞台上にずらーっと並び、お祝いならびに「何れも様」への引き立て厚情のお願いを一人ずつ述べていく。もちろん最後は歌舞伎らしい「お願い申し~あげたてまつりまするぅ~」といった節回しで締める。
中央には新松緑が座していて、最後に挨拶。
新松緑より、やはり諸先輩方の挨拶が面白いのが多かった。

先代辰之助(つまり新松緑のとうちゃん)も芸に秀でた早熟なおひとだったようだし、新松緑は大変だ。すごいプレッシャーだろうと思う。

待ってましたの「勧進帳」。
もちろん、弁慶は新松緑である。いや~、かわいい弁慶だった(笑)。
目が大きいのはいいね。ああいう役が似合う。
富樫は菊五郎だったんだけど、カッコイイ役回りだなぁ。
最後に幕引きがあって、弁慶だけ花道の袖に取り残される。
そのときに幕の引かれた舞台のほう(つまりは富樫のいた方向)を向いて一礼する。
そのさまが見ていて富樫に礼したのか、菊五郎に礼したのか、どちらの思いも込められていたような気がした。

ところで、「勧進帳」も能の「安宅」が元である。
出だしの部分など、見ていて能を思わせる箇所がずいぶんあった。
別に能をよく見たり勉強したりしているわけでもないのに、おかしなことだ。


世話物の軽快な舞台。団十郎の一人二役など、笑える要素が多くて楽しかった。
綺堂はいいねぇ。
印象に残ったのは、そば屋の大道具が回転して場面転換するところで、そば屋の主人と小女がそばを食べていたところ。
私は一番前だったから見えたけど、もはや舞台は半分回転していて、後ろのお客さんなんかそば屋が何しているかなんて見えないはずである。しかしちゃんとそこまで演技しきるんだな~。ちょっと感心。

いいけど、疲れました。長いわ、やっぱ。16時に開演で、終わったの21時30分でしょ‥‥





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Last updated  2002.07.30 18:10:59


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