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苫治安

苫治安

2002.11.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
■展示:「ウィンスロップ・コレクション」展

■会期:~12月8日(日)09:30~17:00※金曜は20時まで・月休

本当は25日じゃなくて昨日(24日)に、「探幽展」と続けて行ったのだ。
こちらは招待券がないので、有料。きちんと1300円を支払った。

ラファエル前派が中心のコレクションだ。
他に、ドラクロワやミレイもあったけど、圧倒的に多いのはバーン=ジョーンズ、ロセッティ、そしてモローである。あ、あとブレイク(詩人として有名)もあった。

バーン=ジョーンズは……割と好きなんだけど、目鼻の位置がヘンなんだよね……ま、いいんだけど。
綺麗で朴訥とした絵を描くひと。朴訥とはいえ、構図にはいろいろ工夫があるらしい。


ロセッティ……綺麗な絵を描くひと。バーン=ジョーンズよりも「美人画」の傾向が強い。
綺麗はとても綺麗であるが……途中からなんか、人体のデッサンがものすごく狂うようになる。
しまいには見た目で男か女かよくわからないようにまで。
初期は割とまっとうなので、妻でもあったモデルのリジーを喪ったことが深手となって残ってしまったのかも。
どうもその……後期作品の女性の身体って……大きすぎたり肩が盛り上がりすぎたり、だれが見てもヘンだよ。
目の前のモデルではなく、彼の空想(想像では決してない)の中にある「身体」を描いてしまったのか。
妄想へののめり込みがあったのかもしれない。

モローは本当に美しい絵を描く。
あまりに美しいので、それが宗教的なものであることに気づかないくらい。
透明であれ不透明であれ、彼の水彩は美しい。
油絵もいいけどね。

色彩と構図がいいなぁ~。

ビアズリは大好きなアーティスト。
このひとの絵を見ると、「ああ、こういうのが描けたらいいのに」と思う。
彼の絵はグロテスクで(本人が「グロテスクをなくすことはできない」って言ってるくらいだし)、私は個人的にはグロテスクは苦手なはずだけど、彼の絵だけは全然問題なく好きになれるのだ。
黒と白のきっぱりした画面。

でもオスカー=ワイルド(『サロメ』の作者)はビアズリの絵を好きじゃなかったみたい。
自分の『サロメ』の挿絵がビアズリになって不満だったらしい。
でもでもそれって、ビアズリの挿絵がグロテスクだとかセクシャルだとか卑猥だとかいうことよりも、「挿絵に食われる」ことを恐れてだったんじゃないのかな~。

リケッツはワイルドと仲良しのアーティスト。
このひとの作品もきっぱりしていていい(というより、私がモノクロ作品を好きなのか?)。
線が綺麗な作家はいいなぁ。

ブレイク。詩人としての存在のほうが有名だが、絵も描く。
ヘンな絵。
どの絵の登場人物も、表情が……抜けてるってゆーか、驚いてるってゆーか。ちょっと不思議。
見てて面白い。

きりがないのでこの辺でやめる。
全体としては、作品はいいが、点数が思ったより少なかった。これが残念だった。
友人は「もうひとりの好きな画家が来てない~!」と泣いていた。
でもいいです。
1300円、そのくらい払ってもいい。
たまにはこういう「綺麗」な絵画も見ないとね。8日まで。





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Last updated  2002.11.29 22:07:58


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