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苫治安

苫治安

2003.02.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
■演奏:ミシェル=コルボ指揮、ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル

■日時:2003年2月24日(月)19:00~
■会場:サントリー大ホール(溜池山王)
■曲目:ヨハネ受難曲(J.S. バッハ)

そもそもマタイ受難曲と比べてヨハネのほうが「精神性が高い」と評されることが多い。
それは恐らく、福音書のうちでヨハネの福音書が一番瞑想的で思索的であるように言われることが、影響しているのだろう。
加えて「コルボ」ゆえ、精神性はいやまして高いわけで。

出だしが圧巻だった。


しかし、途中は半分くらい寝ていたので、何とも言えない(すみません)。
例の「キリストを磔にしバラバの釈放を」と民衆(すなわち合唱)が叫ぶ辺りは、もとから大好きなのでパッチリ起きていたが。
なんだか天上から降ってくる音楽を枕にお休みしてしまったようだ。
なんという贅沢(贅沢を通り越して愚かというべきかも)。

レチタティーヴォを主に受け持つテノールが、豊かな声を聞かせていた。
今まで聞いてきた語り口とは違う気がして、本当に古楽といっても千差万別、楽団でも指揮者でもすべて色が異なるモノなのだと思った。

サントリーホールのプログラムは、ヨハネ受難曲の歌詞が載っていなくて「なんでだ」と怒っていたら、舞台の両袖に電光掲示板が設置されており、曲にあわせて日本語訳が表示されていく。
これなら歌詞を読むためにページをめくる音もせず、経済的である。頭いい。
でも私は紙に印刷されてるほうがいい(わがまま)。できれば原語も載ってるほうがいい(超わがまま)。

コルボはむしろレクイエムの演奏を聴きたかったかな(モーツァルトとフォーレ)。
残念ながら東京公演ではやらないので、どのみち聞けなかったのだが。


精神性が高すぎるものには、ちょっとついていけないところがあるかも…。
早く4月のマタイを聞きたい。外つ国の楽団も、来日でマタイをやってくれないだろうか。いくつでも聞きに行くのに。

演奏を終えて、聴衆の拍手に応えて何度もコルボが挨拶に現れる。とても嬉しそうで、やさしげな表情だった。最初に出てきたときのいかつい厳しい表情のときとは、まるで別人のようだった。
気持ちのいい時間ではあった。





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Last updated  2003.03.03 22:55:46


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