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苫治安

苫治安

2006.04.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
タイタス・アンドロニカス再演である。
初演とは少しキャストが異なる。大きな違いは、マーカスが壌に、エアロンが小栗になったこと。

前回もそうだったはずなのだが、今回は「親が子に向ける愛情」がとりわけ目立った(私には)。
ゴートの女王タモーラの、殺された長男も含めた息子たちへの愛。
タイタスの息子たち、そして娘への愛(二十数人の息子を持ちながら、登場時点で4人しか生き残っていないというのは、考えてみれば壮絶な話だ)。
エアロンの赤ん坊への愛(なぜか今回はこれが非常に印象深かった)。

前回とくらべて、ラヴィニア(真中瞳)がイマイチだったかな~。
前回のほうがもっと悲しみにくれられたような気がする(泣けることは泣けるけど)。
あと、口に棒をくわえて告発するところ、あの書き方があまりにぞんざいだったよーな。


そういや主演の二人に隙がなくて、見ている最中は自然に流れてしまったが、やっぱり謎は解けなかった。
タモーラともあろう者が、なんだってタイタスが狂っているとやすやすと信じてしまうのか?
あの「復讐の女神」に扮して尋ねていくところがどうにもわからん。いまだに。
(実は上記ラヴィニアの告発も、脚本読んでると「強姦されたことなんかわかりきってるのに今さら何言ってんの」って感じなんだけど、今回はタイタス(吉田鋼太郎)が「強姦されたことがお前を『一番苦しめている』のだな」というところに非常に力点を置いたため、「今さら何を」と思わずに済んだ)

エアロンは、前回のエアロンが凄かったのでそれに比べてちと物足りなかったかな。
どっちかってーと今回のエアロンはただの若造って感じ(笑)。
もっと悪くならなきゃ(笑)。
希望としては、こっちがつい憐れみを催すくらいまで。

と、いろいろ物足りない部分なんかもあったはずなんだけど、終わってみたら立って拍手していた。
自分で自分がよくわからない。
何かがストレートに伝わったってことかにゃ~(汗)。


さて、今日は舞台が跳ねた後でシェイクスピアのソネット(詩の一種)の朗読会があった。
4月26日はウィリアム・シェイクスピアの洗礼名が付いた日らしく、まぁ誕生日と考えてケーキにろうそくをたて(あれ、だれが食べたのかな~)、主演の6人が2人1組で代わる代わるにソネットを朗読。シェイクスピア研究家のカワイ先生の司会で進んだ。
6編くらい読んだかな。
さすが、こういうときって壌さんはダントツで上手い。
麻実れいや吉田鋼太郎も悪くないけど、やはりダントツでしょう、声の深みが違う。


やるほうもご苦労だけど、最後までつきあって見た大勢の観客もまぁご苦労だったこと。
ちなみに私が帰宅したのは12時を過ぎていた。

20060426タイタス鎧
登場人物が身につける鎧。
ロビーの衣装かけにたくさんぶらさがっていた。






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Last updated  2006.05.01 12:45:51


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