PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

苫治安

苫治安

2007.02.05
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
脚本:シェイクスピア

出演:唐沢寿明、白石加代子、勝村政信、香寿たつき、吉田鋼太郎、瑳川哲朗、ほか

えーと、この戯曲は実は前にほかで見てる。
レイフ・ファインズが演じたやつ。
英語でほとんどわからんかったけど、コリオレイナスは嫌な奴だと思っていた。
策をめぐらすようないやらしさはないんだけど、己の正しさを疑わないで突き進む姿勢が、なんとも馬鹿でうざったい(あ~あ~こんなこと書いちゃって)。

でも蜷川が演出するならきっと新側面を発見できるだろうと思って(ちょうど「タイタス…」を蜷川版で見て「いい」と思ったように)、期待して見に行ったら、だめだった。
私、この脚本は嫌い。


レイフ・ファインズの舞台を見たときは英語がよくわからず、コリオレイナスのおっかさんがそんなに苛烈なひとだってわからなかったので、今回日本語で白石加代子のヴォラムニアを見て度肝を抜かれた。
こ、こ、こ……こんなおそろしいおっかさんだったんですか。
香寿たつきは、「オレステス」のヘレナ役のほうがよかったな。というより、彼女のせいではなくて、彼女が演じたヴァージリア(コリオレイナスの妻)の役がね、しくしくめそめそ、見ててイライラする(笑)。

さて、演出面は、なんか中途半端だった気がする。
本当なら今日が「コリオレイナス」2回目の観劇のはずで、もしや2度見ていれば何か気付いたのかもしれないが、1回目を風邪でパスしたせいもあってか、演出にぐっとくる部分は見つけられなかった。
劇全体がわかりやすいのはわかりやすいけどね。
何しろ役者はみんなレベルが高いから、長広舌もなんなくこなす。それを飽かず聞かせる力量はすごい(シェイクスピアってホント、台詞だらけ)。
でもな~、舞台を和モノにした効果があんまりなかった気がするし(そもそも和モノという統一感がなくインパクトに欠けた)、最後の般若心経もとってつけたようでどうだろう、私からすれば邪魔だった。

まぁそれでも考えさせられるところはあった。
大衆の無責任さとか、デマゴーグとか、民主ということとか。どれも現代を鏡のように映す。
コリオレイナスは高慢ゆえに命を落としたが、高慢さと双子のように併せ持っていた高潔さという観点からは、だれもがそう在りたいと願うような存在だったのかもしれない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.02.10 14:47:34


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Comments

苫治安 @ Re:BLOG、いま見せて頂いてます(11/18) おごじょさん 書き込みありがとうござい…
おごじょ@ BLOG、いま見せて頂いてます ペルーの写真見てます。トマトさん、ほん…
苫治安 @ Re:忘年会やりますよ(12/18) たまみさん >アマクリ残党?!で忘年会…

Archives

・2026.10
・2026.09
・2026.08
・2026.07
・2026.06

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: