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苫治安

苫治安

2008.01.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
書名:災いの古書

出版社:早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)
ページ数:558p
発行年月:2007年07月
ISBN:9784151704093
本体価格:900円(税込 945円)

あらすじ 古書店主クリフは、恋人エリンの頼みで蔵書家射殺事件の調査を開始した。被害者男性とエリンが交際していた過去があり、容疑者女性がエリンの元親友という事情から依頼を引き受けたのだ。まもなく被害者が貴重なサイン本をコレクションしていたという事実が判明する。本をめぐる争いに巻き込まれたのか?やがてその蔵書をめぐり怪しい三人組が暗躍しはじめ…古書にまつわる意外な蘊蓄を盛りこんだ人気シリーズ第四作。

いや、問題なく面白い。

全然軽くない話なんだけど、ぐいぐい読まされちゃう。

古書店店主(元は刑事)クリフ・ジェーンウェイのシリーズ第4弾。
内容については上記「あらすじ」に書かれているとおり。
前作で知り合った恋人エリンちゃんと一緒に大活躍でござる。
クリフの魅力は、ときに「ついて行けん」と思わされる行動力だろうか。正義感付きの。
最初から最後まで、強引にマイウェイな男。でもスジがきっちり通っている。
子供が虐待されていると見れば、自分の立場を危うくしてでもその子を守ろうとするあたり、危うさを感じつつも好感を禁じえない。
自分だったら回避するだろうような危険にも、あえて飛び込んでいってしまうのだ。

ああ、そうか。
そういう信念持ちで強引なところは、ちょっとピーター・ダイアモンド(ピーター・ラヴゼイの書いてるシリーズの警視)に似てる。
クリフのほうがずっと若いしかっこいいけど(でもダイアモンド大好き)。


怖い。
どうしてあんなに怖いと思ったかわからないんだけど、怖かった。
ハリウッド的な怖さとは全く違う、心臓を這い登ってくるような怖さだ。
まぁ読んでみてください。面白いから。それに切ない。
これはダニングの小説の特徴だと思うが、どの話も切ないよね。


ちなみに今回の「本」の話は「サイン本」について。
毎回「本」に関わる薀蓄が明かされる、これもシリーズの大きな魅力。

▼この本はこちら。5時間くらい?





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Last updated  2008.01.09 13:02:18


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