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苫治安

苫治安

2008.01.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
うわー、二週間経っちゃったよ……。


作・演出:野田秀樹
出演:妻夫木聡、広末涼子、勝村政信、高田聖子、山田まりや、村岡希美、市川しんぺー、中山祐一朗、小林勝也、高橋惠子、野田秀樹

あらすじってこんな?  羊の国(モンゴル)の洋服屋の息子テムジンは、「俺の子じゃないかもしれない」という父の憎しみを受け成長する。ファッション戦争(←本当に殺し合い)に敗れた父の遺志を継ぎ、テムジンはブランド「蒼き狼」による世界制覇の野望を胸に、羊毛の服で大草原のファッション界を制していく。腹心・結髪の仲介で絹の国(中国)から来た娘シルクと恋に落ちるが、シルクは絹の国に連れ去られ、奪い返したときには身ごもっていた。やがて息子バンリが誕生し、父と同じ宿命を背負ったテムジンは、今度は自分が息子にとって代わられる恐怖に襲われるようになる。しかし、その後も外征を続け、ついに世界制覇の夢が達成するかに見えた時、西の羊(西洋)の地から、「蒼い狼」という偽ブランドが出現し、「蒼き狼」の行く手を阻む。その制圧に遣わしたバンリは消息を絶ち、新たなデザインも「蒼い狼」に盗まれ追い詰められるテムジン。果たして「蒼い狼」は一体誰なのか? 「蒼き狼」の最後の戦いが始まる……。

再演とはいえ、実は「キル」を見るのは初めて。
前回はどうしたんだろう?
チケットが取れなかったのかな?(←野田ではよくあること)

難解な感じ。

世界を征服するとは、世界中に制服を着せることだ、とか、笑いを誘いながらも胸につかえる言葉がぽろぽろ出てくる。
しかし、聞き取りづらかった。
自分の中に、この舞台と類似の構成ができあがってこないからだろうか?
この脚本と類似のルールを見出せないからだろうか?

主役のテムジンは、悪くなかったけど、これはどっちかっていうと脚本のキャラクター的に見て、堤(前回)のほうがはまり役っぽい気が……?
ヒロインの広末は、昔に比べてかなりよくなった。
ちょっと新たな発見だったのが、高橋惠子。
こわいおっかさんを演じていて、実はなよっとした日本女性よりも、こういう気の強いおっかさんのほうがあってるんかな、と、認識を改めた。
言葉に迫力があった。
あとは、高田、勝村の実力は言うまでもなし、彼らのエネルギーあっての舞台である。
いやもう、すごいエネルギーで(笑)。


全体に見て、よくわかんない(笑)。
ハナシが実際のチンギスハンの物語とオーバーラップしていて、その意味ではわかりやすいんだが。
バンリなんかもろにジュチだもんなぁ。
なぜかシラノ・ド・ベルジュラックが混ざっているのはご愛嬌(笑)。

最近の「オイル」や「ロープ」はわりと意図がわかりやすくて(ロープはストレートすぎた気もするが)、「ああなるほど」と腑に落ちる部分があったのだが、「キル」はどう捉えていいかわかんないや。

ブランド対偽ブランドのいたちごっこをこき下ろしていたり、ね。
でもそれすら表層のひとつにすぎない気がして、やっぱり難解。
ただひとつわかったのは、最後の場面が「救い」であるということ。
あれは救いだよね。
おかげで安心して帰れたかな。





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Last updated  2008.02.01 12:57:11


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