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苫治安

苫治安

2008.07.30
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カテゴリ: 鑑賞
書名:虚空の旅人

出版社:新潮社(新潮文庫)
ページ数:392p
発行年月:2008年08月
ISBN:9784101302751
本体価格:590円(税込 619円)

やぁああああっっと出たよ。
残り6冊も早く文庫化を進めてくれ~。

あらすじ 隣国サンガルの新王即位儀礼に招かれた新ヨゴ皇国皇太子チャグムと星読博士シュガは、“ナユーグル・ライタの目”と呼ばれる不思議な少女と出会った。海底の民に魂を奪われ、生贄になる運命のその少女の背後には、とてつもない陰謀が―。海の王国を舞台に、漂海民や国政を操る女たちが織り成す壮大なドラマ。シリーズを大河物語へと導くきっかけとなった第4弾、ついに文庫化。

いや、文句なく面白かった。
もちろん「異界の者」は出てくるけど、今回はなんとゆーか、この世のニンゲンが話を動かしているので、違和感を全く感じずに読み進むことができた。
いんぼーのお話ですよ、ニンゲンのいんぼー。
(ハテ、してみるとファンタジーとしての位置づけはどうなるのじゃろう?(笑))

相変わらず、出てくる人物に好感が持てて読みやすい。
突出した色合いのキャラクターはいないが、それでいてそれぞれに個性がきちんと備わっているのだ。

まぁいいや、あんまり感想は書かないでおこう。
とにかく読んでもらったほうが早いし、あんまり変なこと書いて、読書のたのしみの妨げになるといかん。
あ、そうそう、一つだけ。
本文じゃなくてこの文庫の解説だけど、小谷たらいう同じくファンタジーの?作家さんが書いており、ぱっと見たカンジでは面白い論に見えるのだが、その実、本質はくだらんジェンダー論なので、全部無視していいです。
「こんなふうに読むものなのか!」なんて思わないでよろし。

だいたい、そういう性差やら世代間格差やら身分差やらがどうこういうのを超えて、だれかが一つの存在として別の何かを大切に思うこと、そういったより普遍的なものこそ、この作者が魔法のように描き出すモノであり、話の吸引力なんだから。
そこを逆流させるのはどうかと思うが。
ときどきこういうダメ解説に当たるんだよなぁ(全部読む自分が馬鹿かも…)。

ちなみに今回はバルサ(守り人)は出てこない。チャグムのお話。
以降、「旅人」といえばチャグム、「守り人」といえばバルサの話になる。

もう完結してるんだから早く残りの文庫出して、おねがい。

▼この本はこちら。2時間半くらい。





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Last updated  2008.08.01 12:51:13


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