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苫治安

苫治安

2008.09.22
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カテゴリ: 鑑賞
書名:漂う殺人鬼

出版社:早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)
ページ数:610p
発行年月:2008年09月
ISBN:9784150747244
本体価格:1,100円(税込 1,155円)

あらすじ 衆人環視の浜辺で女性が絞殺された。目撃者は皆無で証拠も波に洗われ、被害者の身元さえつかめない。だがダイヤモンド警視の地道な捜査により、被害者が犯罪心理分析官で、警察に協力し連続殺人鬼を追っていたことが判明する。現場に不気味な詩の一篇を残す殺人犯は、大胆にも次の犯行予告をする。狡猾な殺人鬼とダイヤモンドの頭脳戦の行方は?英国推理作家協会賞六度受賞の名手が、サイコ・サスペンスに挑んだ意欲作。

ダイヤモンド、最高~!!


まぁ、『最期の声』は…むにゃむにゃ(ラヴゼイの馬鹿ー!)。

とにかく、今回も面白かった(そして山本やよいさんの翻訳は読みやすくてイイ!)。
ダイヤモンドの推理は相変わらず地道な情報収集の上に成り立っていながら「ひらめき」っぽくて面白い。
彼の推理が最後の段階に入ると、ドキドキしちゃう。
『地下墓地』、『最期の声』、そして『漂う殺人鬼』と共通しているのは、動機がしっかりしていること。
その動機を探り出すことがまた、ハイライトの一つになっている。
それから、犯人を追い詰めるやり方が実にダイヤモンドらしく、しぶとくて、頭がよくて、身体を張ってて、これも読んでてドキドキする。

ところで上記「あらすじ」の中に一つ間違いが。
絞殺された女性の身元が判明するのは、ダイヤモンドじゃなくてヘンリエッタの地道な捜査の賜物。
連続殺人鬼の話はダイヤモンドの恫喝めいた捜査の賜物(笑)。

まぁ、余計な話はやめよう。とにかく面白い。

とても作者が75歳とは(!)思えない。
めくるめくラヴゼイワールドをお楽しみください。

▼この本はこちら。4~5時間?





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Last updated  2008.09.29 12:57:25


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