深秘の華苑

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黒左右衛門

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2002.02.25
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マコトからの連絡。
 今日、マコトからメールがあった。「おまえが欲しい」と云ってきた。
 あたしは忙しくて(睡眠時間がどんどん削られているし)ココロに余裕が無く、積極的に返答する時間も根性も無かったのでそのまま忙しい事にかこつけて無視してみた。
 そうしたらまたメールが来て、「どうしても逢いたい」みたいな事を言ってきた。でも、この時はメールを打ち返す隙すら無い位ばたばたしていたのでまた無視してみた。その後無視した事に対して小さく反省して(←ここら辺が甘い、とツレに突っ込まれた)とりあえず「今死ぬほど忙しいし、もうあたし達終わったんでしょ?」的な内容を返した。返答な無い。

 セフレなんていう関係は、片方が「もうやめましょ」と云ったらサックリ終わるものだと思うし、実際あたしは他のセフレをそれで切った。みんな大きなもめ事もなく、「そっか~」みたいな感じ終わっていった。もう逢わなくなった人もいるし、セックス抜きで普通のオトモダチとしてお付き合いを続行している人もいる。そんなもんじゃないの?あたしのセフレの定義っておかしいのかしら。
 でもマコトにはそれが通用しない。どこまでも食い下がってくる。いつもあたしは最後まで頑張るんだけど、最後でマコトに負けてしまっている。あの人とのセックスがいいから、理性のあたしを押しのけて欲望のあたしがマコトとの復活を認めていたのかもしれないし、あの人に我儘を云われると勝てないあたしが最後は折れていたのかもしれない。
 よくそこら辺はあたしも判らないのだけど、そういった事をぐるぐる考えていると本当鬱になってくるので、忙しいっていいなあ、と正直思った。クソ忙しい今は日中は殆ど誰かとオフィシャルな話をしていて(いや阿呆話もしてるよ)、その隙に自分の実験をして、家に帰って一人になっちゃったら、いらん事を考えている間もなく撃沈してベッドの中だもんね。何より、家で長く起きていないから夜中にマコトが襲撃してくる事(マジでマコトはこれをかましてくる)を想定してびくびくしながら居留守をしなくてもいいのがいい。
 あたしは、今度こそマコトに勝てるのだろうか?


 でも、マコトの事はきっとあたしがおばあさんになっても忘れないだろうなあと思う。何しろあたしの今までの人生の1/4強に関与しているのだから。忘れないけど思い出さない人になっていくんだろうなあ。
 槇原敬之の昔の歌に、

 例えばいつか誰かと恋に落ちても君を思い出すのが少し怖かった

 という歌詞の歌があって、あたしはこれが凄く好きだし密かに思い出の曲なのだけど、マコトの事に関してはこんな感じに思う今日この頃だった。
2002/02/26 10:45:00

躯への執着2
 その人の性格とかよりも、身体に執着していたのはあたしだけでは無く、マコトも同じだった。だからあたしに新しい彼氏が出来るとそれを壊す方向へ持っていっていたそうだ。
 あたしが初めてイッたのも、潮吹いたのもみんなマコトが初めてだった。マコトはあたしの中で自分が常に一番じゃないと許さなかった。最中に「○○とやった時とどっちがいい?俺でしょ?」てうざい位訊いてきた。んで「俺以外とやるな」まで云ってきた。何やそれ。マコトにとってもあたしは「名器」で「他に譲りたくない」のだそうだ。あたしは8年かけてマコトが調教したようなもの。だから他人に譲りたくない。そう素面で宣言された時は本気で血の気が引いた。あの人は他の女とやる時は自分にむしろ余裕があって、相手をイかせるのが大変なんだそうだが、あたしとやってると自分がイくのを我慢するのに必死なんだってさ。
 今でも、あたしを通過していった男とのセックスで誰が一番良かったか、と考えたらマコトになるだろう。

 今の彼氏さんはというと、これがまた泣きたくなる位お粗末だ。ちっちゃいし、中学生の頃を彷彿としてしまうようなセックスだ。あたしは本当に彼氏さんが大切だが、セックスをする時だけは苦痛だ。普通幸せな時間なのにね。でも、本人もそれを気にしているので敢えて口に出さないし、あたしが彼を教育するような事は恥ずかしい上になんだかなあ、と思うのでしない。今のあたしたちの関係の中でセックスは大きなウェイトを占めて居ない。今までの男達がかなりの確率であたしの身体に執着してきていたから、彼氏さんの存在は瞠目に値すると思う。
 あたしは多分今の彼氏さんと結婚するのだろうけど、この人と結婚するに当たって一番の心配が密かにここだ。セックスが総てではないけど、重要なファクターの一つだと思う。それが致命的にアイタタなままでいいの?一時期本気で悩んだ。それに加えてあたしはどうしようもなく淫乱な女だから、今は良くても結婚後に快楽を求めて彼を裏切ってしまいそうだ。

「もし苦労ザエモンがアメリカとか遠くに居るのなら仕方ないから我慢できる。でも、こんなに近いんだよ?我慢できない。お前は俺じゃなくても我慢できるの?」
 ・・・この間は頑張れたけど、今、あたしはマコト迫られたらどれ位耐えられるのだろう?
 マコトには勝てないのに。きっと最後には折れちゃうのに。
 こんな弱い所を隠している女を信じてくれている彼氏さんは、優しすぎて馬鹿だ。
2002/02/25 1:39:39


 あたしとマコトの関係が始まったのは、大学一年の夏だった。
 その日はサークルの飲み会で、何気なくマコトはあたしを家に誘った。これまでに素面の時でもそういった誘いはあったけど、まだその頃純(ププ)だったあたしは断り続けていた。それまでの付き合いからマコトの家に泊まったらどうなるか位容易に想像はついた。付き合ってもいない人の家に行ってもいいものか?「絶対来いよ。待ってるから」その会のお開き迄マコトは執拗に誘った。
 しかしここで下級生の自宅生組は上級生の車で最寄り駅まで送ってもらう事になった。イタ呑みしていたからね。そこですごく迷った。
 ここであたしは車に乗っちゃったら後悔する
 そう思って友人の家に泊めて貰からと言い訳して、実家にもそう言い訳してあたしはマコトの家に行ってしまった。
 そこから、あたしとマコトは始まっちゃった。

 その時点であたしは処女では無かったけど、セックスがそんなにも好きでは無かった。彼氏が求めてくるからする。抱きしめられるのもキスするのも挿れられるのも「幸せ」だったけど、「好き」ではなかった。初めてのオトコも、それ以降のオトコでもその感情は変わらなかった。マコトとした時も正直当初は「あなたがしたいと云うからそれに答えたい」という受け身な感じしかなかった。
 マコトは今までの男とは違っていた。あたし的には変態風味がするような行為を段々強要するようになってきた。それを強要されて、内心「この馬鹿は何云っているんだ」と思いながらも結局それを受け入れて夢中になって、素面に戻った時に首を括りたくなる位羞恥と後悔に襲われた。自分がクラブの合宿に行くから、その間に他の男とやらないように、と下の毛を剃られたりもした。ちょっとそれは、というモノを挿れられたりもした。

 でも、回数や年月を重ねていくに従ってあたしの方がマコトのカラダに執着するようになった。元々運動をしていたマコトは身体全体に程良く筋肉が付いていて、腰も締まっていて、肩とかを掴むといい感触があった。マコトのは小さいんだけど、でも愛着あったし、あの人はセックスに関しては尊敬する位マメで勉強熱心でねちっこかったので、あたしはいつの間にかにセックスが好きな女になっていた。そしてそれは、相手がマコトでなくても大体大丈夫だった。自慢じゃないけどあたしの身体は全身性感帯(by マコト)らしくてすればするほど好きになっていったね。セックス。
 昔、よく「初めての男は忘れられない」みたいな事を聞いたが、あたしは初めての人よりも、マコトと初めてした時の事の方が良く覚えている。最初なんて痛いだけで、抜いた後でも異物感が残ってろくなモノじゃなかったような気がする(苦笑)
2002/02/25 1:09:09





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Last updated  2002.02.26 10:45:00
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