深秘の華苑

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黒左右衛門

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2002.06.14
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大切だけど触れたくない思い出に触れた時。
 実験の合間に、ずっと気になっていた事を確認する為に閉館ギリな時間帯の図書館に行った。7時半。うちの大学の図書館は8時閉館なの(早)。
 気になる事はあるのだけど、なかなか図書館の営業時間には図書館に行けなくてね。ギリでも飛び込んじゃえ、みたいな。

 図書館に入って、めぼしい本を何冊か探索して近場の机に座る。ぺらぺらと目次やら中身やらを見て、件の事が記してある箇所を探していた。

 遠くから、運動部のかけ声。
 最初は気にならなかったけど、そのうちそれが昔、あたしが所属していて、マコトが大学4年間を捧げたサークルのものだと解った。そうか、今日は金曜日か。練習日だな。
 図書館のすぐ裏が練習場。しかも大声を張り上げている。聞こえるに決まっている。

 あたしは部活中にマコトから発せられる声が好きだった。伸びやかで、力強くて。夕焼けの空の下。綺麗に伸びた腕。背中。決してあたしと二人きりの時には聞けない声。見られない姿。こっそり視線が釘付けだった。
 昔は本当に、純粋に大好きだったんだ、マコトが。その当時の人生の中で一番。それがいつの間にかに「恋愛感情」とはとても云えないような汚いモノに変性しちゃっていたんだよね。


 今のあの集団には、あたしもマコトも、大切なツレ達も誰も存在していない。時間は沢山過ぎてしまったんだ。 そういえばあたしが4回生の時、実験施設から学部に戻る時に、偶然マコトの声を発見して凄く動揺したっけ。あれから、もう5年も経っているんだね・・・その割には、あたしとマコトは殆ど変化が無いんだけど。

 いつもこの時間帯は学部校舎に居る。ベランダに出て一服していると、この声が遠くから聞こえていたっけ。それが厭だったからあたしは一服の場所を変えた。苦しい記憶が呼び戻されて凹んで、以降の実験の支障になるから。
 最近は体調悪化の御陰で禁煙しているので、しっかりノーマークだった。思わぬ所で、しかもかなり近所であの光景を思い出してしまった。鬱。
 既に目は文字を追って居なかった。仕方がない。読んだところで記述内容は頭を掠めてどっかへ行ってしまっている。諦めて本を閉じ、書架に戻す。
 一刻も早く図書館から出たかった。
 潰れるかと思った。

 てなわけで暫くおセンチモードになっていた苦労ザエモン。でした。
 ちなみに学部校舎へ朦朧としながら戻ってラボに入ったら、後輩がいきなり
「先輩、顔がてんぱってるよ?何かあったの?」
 と云ってきた。余程凄い表情していたんだろうねえ(笑)

2002/06/15 3:33:09


 今日は何度も日記書いてます・・・明日早いのだけど(泣)

 さっきね。Yahoo見たら、宅間被告の公判の記事が載っていてさ。

 あたしは一年前の事件の日、いつも通りに大学に行って実験していました。
 で、就職が決まらないM2や卒論実験で致命的な失敗をかました4回生達と現実逃避していたのね。ラボの「お茶部屋」にコンロや鍋を用意して、怪しげな店で購入したルーを元にグリーンカレーを作ってたの。で、皆であまりの辛さに涙を流しながら、でも美味いよなコレ、としみじみ語っていた時、この事件を耳にした。

 今でもその時の事を良く憶えています。



 でも、そんな事よりも。

 亡くなったちびっこや、生命は保たれていても心に大きな疵を負ったであろう子供達に対して凄く心が痛んだ。まだちっちゃいのにね。

 ちっちゃい子なんて、守られて当然なのにね。まだ社会の汚さや厳しさを知らなくて良いから、只毎日を楽しく幸せに、豊かに精一杯生きる事を保証されている筈の子達なのにね。
 あたし達は柄にも無くカレーを食いつつ、その事を語った。あの子達は幸せだったのだろうか。幸せの意味なんて、オトナになっても解らないけど、それでも毎日幸せだったのだろうかと。そして、そのちびっこが大きくなって、皆と現実逃避してカレーを食ってお互いを慰めているあたし達の様に、重箱の隅の小さな幸せを感じる可能性を強引に毟り取る権利は誰にも無いのにね、と。

 あれから一年。
 宅間被告は「めい福祈る気持ちない」そうな。
「めい福を祈るとか悪いことをしたとかいう気持ちはない。100人殺そうが1000人殺そうが、私は自分のことしか考えない」んだってさ。

 皆が一緒に怒れとは云わない。
 個人それぞれの考え方があるからね。

 でもさあ。いきなり命を絶たれた子や心に疵を負った子、そしてその子達の親御さんのキモチって考えた事あるのかなあ。
 あたしにはまだ子供は居ないけど、愛するこたろう(甥っ子)がそういった状況に巻き込まれたら、犯人に何するか解らないね。マジで。残された親御さんの気持ちを、彼はどのように思っているんだろう?
 ていうか、自分当事者だろうが。

 等とちょっとむかついてしまいました。個人的にね。
 人それぞれ感じ方が有るんでしょうかね。

 改めて、事件に巻き込まれた方の冥福と、そして周りの方々の魂の平穏をこっそり祈らさせて頂きます。
2002/06/14 1:39:40

大学生時代に履修した外国語。
 うっかりゲストブックに「ドイツ語を履修しました」と書いてしまった苦労ザエモン。です。

 確かに第二外国語でドイツ語を履修しました。そうそれは遙か昔、学部1回生の頃なのですが。

 英語以外の外国語に初めて触れたその当時の授業内容と云ったら、挨拶から始まる、まるで中学校1年生の英語のような内容だったと思います。もう憶えていないんですけど。
 で、2回生は「化学を専攻する者は化学発祥の地であるドイツ語を拾得しなければならない」という、当時でもかなり時代遅れ(今は英語の方が重要)な発想のもとに組み込まれたカリキュラムに従い、「外書購読」という名のドイツ語講座がありました。

 でもねえ。
 これは英語にも当てはまるのですが、化学系の文章って簡単なんだよ。余計な修飾やら美しい言葉遊びが含まれないから。流石に英語の論文は辞書を引かなくてもある程度読めるあたしですが、Newsweekがちゃんと読めた時は感動した位に英語は不便です。自分が話すなんて問題外です(云っている事は大体解るの。あくまで専門の世界ではね。CNNとかはちょっと厳しい)。

 そして、現在あたしの頭の中に残っているドイツ語の単語で挨拶以外のモノと云ったら「entgegen」「zusammen」程度です(これらは良く使うんです)。うわ~カッコワルイ。全然身についていない!
 ちなみに一昨年学会でドイツに行ったのですが、良く生きて戻って来れたなあ、と今でも思います。
 最近、マジでNOVAとかのCMを見ると「通いたいなあ」と思うのですが、田舎故に近所に無いし、通っている時間の余裕も無いのでなかなか実現出来ません。
 おかしいなあ、高校生の頃はそれでも英語はセンターで程々の点数とれたのに。何でこんなに今駄目なんだろう。

 ああ、せめて日本語位まともになりたいです。
2002/06/14 0:57:46





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Last updated  2002.06.15 03:33:09
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