深秘の華苑

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黒左右衛門

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2002.08.29
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 昨日の晩、マコトがうちに来ました。
 奴と逢ったのは、この間キレて以来なのでほぼ二週間振りでした。と云っても別に避けていた訳でなく、奴から逢いたい攻撃は有ったには有ったのですが、突貫工事の如く実験を組んでいたし生理になるしでへろへろだったので、その旨を伝えて逢わなかったのね。そう、ただそれだけ。この間の一件で奴と終わった訳でも何でも無く。あああもう俺ってどうよもう厭と思わないでも無い癖に実験を約束の時間に一段落着くようにしたあたしが阿呆だと思えた。機械を仕掛ける。反応は夜中で終了するので、一晩用も無いのにこの機械の電源は入りっぱなしになる。最近省エネ省エネと五月蠅い我が大学ですので、申し訳ない。

 逢った瞬間、「ただいま」と云われ、抱き締められた。深いキスを繰り返す。後はもういつものような濃厚なセックス。脱がされて、弄って弄られて舐めて舐められて、挿れられる。8年の間に何回奴とセックスしたかは覚えていないけど、でも未だに飽きずに、寧ろ年々新たな開拓があるのは凄いとちょい冷静に思う(んでもって奴もあたしに飽いてくれないのね)。奴はこの8年、あたしにワンパターンだなと思わせた事が無い。ここ最近でイかせてくれたのは奴だけだし。結局、奴の云う事を大人しく聞いているあたしが心地よいだの、付き合い長いしだの、ていうかもう情なのよぅ等と色々言い訳し乍らも、あたしがマコトと終われないのはこのセックスがあるからという理由もあるよな、とつくづく思う。嗚呼お馬鹿ちゃんなヲレ。

 奴は大概、うちに来た時に爪を切る。その理由はまぁアレな訳ですが、あたしはその姿を見て小さく安堵する。うちに来て爪を切るという行為自体が只のポーズなのかもしれないけど、別にあたしにポーズしても仕方ないと思うから考え過ぎか。ていうか安堵するあたしって何よなんて思う訳で。そんな事を考えながら爪を切る素っ裸なマコトの身体を見てやっぱりイイ躰だと感心しているのも如何なものかと思えました。だって、奴のまだ筋肉を保っている躰も、ぺたんこな腹も、膚の張りも触り心地もいいんだもん。あたしも奴の躰に執着しているのね。お互い様か。

 最後、奴が果てた時、「やっぱり3Pしたいよ」発言されましたが軽く無視。あたしはあなただけで満足なんです、って何回云えば伝わるんだろう。奴は相変わらず「あたしが物足りてない」って思っているのね。そのくせ「今日は何回イったの?」とか「苦労ザエモン。をイかせられるのって俺だけだよね」とか平気で言いよるのよな。くそぅ。

 奴の帰り際、強請られるまま行ってらっしゃいのキスをした。ぺこん、とあたしの中で何かが凹んだようです。
 んでもって小心者のあたしは奴が帰った後、自転車に跨り大学まで突っ走って結局機械の電源を落としました(苦笑)。その通学時に聴いていたMDにヤイコの「アンダンテ」が入っていて、聴いていたら何故か更に凹んだのでコンビニでグレープフルーツジュースを買って、家でパライソライチをそいつで割って独り呑みしてしまいました。はは。イタイなあ全く。





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Last updated  2002.08.29 20:01:45
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