深秘の華苑

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黒左右衛門

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2002.10.20
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 待ち望んでいた西行きは、やっぱり楽しかった。
 天気がイマイチだったのが残念だったけど、素敵だったし美味しかったし可愛かったし鯉が異様にでかかったし集団亀が見られたし。これで暫く生きていけそう(弱 そして暇になったら、ちゃんとお料理を覚えようなんて決心してみたり(というか、余り歳が変わらないのに己とかの方との、この歴然とした差は…と思うとしょんぼりするけどな)。だってね! どれもこれも美味しかったのっ! 凄く手間暇掛かっただろうなと思うと本気で感謝感激だわ!! 兎に角幸せな一時だったの。その後の電車の乗り継ぎの悪さにも腹が立たない位。
 不服だったのが藪蚊に集中攻撃されたのと、迎えに来て下さった方との待ち合わせの駅の下りエスカレーターから原因不明の落下事故を起こした事位かな。エスカレーターから落っこちたのは本当に痛い。何があったのか解らないけど気付いたら2,3段(多分。もうちょっと落ちているかも知れない)落ちていて、思いっきり足に青タンを作製してしまった。基本がミュール履きになる夏では無くて良かった、等と思いつつ良くコケる27歳独身様って如何な物よ(泣

 その帰り、最寄りの駅に到着した頃にはすっかり雨も激しくなっていて、その上自転車が酷い事になっていた。この駅の駐輪場は元々マナーが悪い上に駐輪場のスペース自体が小さい。朝早くに駐輪場の空きスペースにちょっこり置いたマイ自転車は、夜には入り口付近までみっしり詰められた自転車の遙か後方に存在しているような状態になった。一瞬諦めて歩いて帰ろうかと思ったものの、この駅からマンションまで15分は掛かるし、翌日は学校に行く事を考えると、いつかはこの自転車群を掻き分けてマイ自転車を救出しなければならない。どうしたものかと思っているうちに背後にリーマン的な人が来た。
「すいません、その自転車(かなり手前にある自転車)、僕のなんで・・・」
 うああだったらこんな入り口を塞ぐ位置になんか置くなよバァカ、と思ったものの口にはせず、彼が自転車を出すのを見守った後自分の自転車の救出に乗り出した。入り口を塞ぐ自転車を移動させ、マイ自転車に辿り着く。・・・あかん、このままじゃ自転車出されへん。持ち上げるしか無ぇ。
 一瞬躊躇したけど他に手段は無い。サドルとハンドルを握ってむんっ、と持ち上げてそのまま担ぐような姿勢で駐輪場から脱出した。やっと地面が普通に見えたので(其れ位駐輪場はみっしりと詰まっていたのよ)自転車を降ろした。
 ・・・そしてその視線の先に、先程のおにいちゃんが居て。驚いた様な微妙な表情であたしを見、視線が合うと慌てて反らされた。やってもうた。
 あたしは見た目通り力強い。15kgの缶も2個はギリで持てるし、他の女子になら「力一杯締めてね」と指導される機械とチューブの接続のネジも、あたしに場合は「一杯までは締めるなよ、手加減しろ」と云われる。そんなあたしなので自転車は持てる物の範疇に入っているのですが、やっぱり世間一般女子的に此の図は拙かったかなと。多分、テンソンが上がっていたので人の目を気にせずに自転車救出を第一に行動したのでしょうが。別に知らないにいちゃんに見られた所で何の問題も無いんだけどさ、ヲトメ的には「自転車を担いで歩く」なんて云うのは許されないよな普通。 





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Last updated  2002.10.23 17:39:48
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