深秘の華苑

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黒左右衛門

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2002.12.22
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連休の過ごし方2 素敵だと思える風景を好きな人と一緒に見られる事はとても幸せな事なのだろう。
 取り敢えず昼御飯を食べる。何食べよう何食べようと云い乍ら結局何故かお好み焼に決定。高層ビルの中に在る、とある店に決定して突撃。通して貰った席が可成り眺めが宜しくて高層ビル街を眺めるのが大好きな彼氏はいたく御満悦。そう云えば同じ理由で都庁に連れて行かれた事が何回あった事か。某と煙は高い所が好きなんだよね、と悪態を吐く。ええやないかと開き直られた。もりもり食べる。彼氏さんも「熱はあってもハラは減ってる」そうで、完食。去年は屋形船に乗ってもんじゃ喰ったよね、と云う話になる。一年が経つのは早いねぇ全く。
 お腹も満たされてビル内をぷらぷらして、兼ねてから彼氏さんが観たがっていた映画を観る。今流行っているらしい奴ね。楽しかったけど突っ込める所も又有り。でも主役の男がかっこええから許す。ちなみに其の映画館は新しいらしく、椅子の調子が宜しかった。もうちょっとチケットを取るのに手間取らなかったら良かったけどね。
 映画終了後、矢張りぷらぷらする。「欲しいものは?」訊かれる。要らない。ブランド物とかに疎い彼氏さんには女の買い物には難しいだろうし、あたし自身余り其の手の物に物欲が涌かない。欲しいのは子供だ。そこら辺りの将来的な事に関しては既に二人の合意が在って、今直ぐには無理な事は判っているから構わない。あんたと一緒に居てるだけでええからとは口惜しかったので云わなかったけど。彼氏さんも当初は財布を欲しいと云っていた筈だけど、結局「やっぱ要らんわ」になってしまった。結局其処では買い物をせず散々ひやかすだけひやかして電車に乗って彼氏さんの会社に向かう。其処で彼氏さんの車に移動手段を変更して、宿泊予定のホテルに向かった。お茶等淹れつつTVを観て休憩してから晩御飯を食べに行く。ホテル近辺の比較的有名なラーメン屋さん。彼氏さんの宣言通り、「二日間で2杯のラーメン制覇」への序章が始まる(笑)。これだから小池さんは……。別に良いけどね美味しかったしあたしも好きだし。でも此って他の女の子には通用しないよ多分、と小さく思った。
 其の帰り、お散歩を兼ねてイルミネーションを見に行く。綺麗。然しカップル多しでどないなん? と云う部分は否定出来ず。素敵だと思える風景を好きな人と一緒に見られる事はとても幸せな事なのだろう。「来年また来たいよなぁ」ええアナタがまだ会社をクビにならず、関東方面に残っていたらね(笑)
 帰り道でケーキを購入。本当は作って行ってやろうと思ったのだけど移動距離に負けたので今回はナシ。部屋に戻ってテレビを観てからケーキを食べる。 まだ入るのか。 其処には触れない方向で。太るやろな…。
 そのまま彼氏さん、クスリの影響か早々に就寝。あたしは其処で一安心、っておかしいやろ。と自分にツッコミつつ。矢張り眠りが浅い。夢の中で何故かマコトとセックスしていた。目が醒めて、隣でぶひぶひ眠っている彼氏さんを見て悲しくなった。罰だと思った。
2002/12/24 12:53:35


 連休の初日は、午前中に一寸病院に行ってから学校に行って論文の訂正をしていた。此の時期の学生としては当然だろう(多分)。彼氏さんも今頃部屋の大掃除でもしているのだろうと思いきや、会社に行って年賀状を作製していたそうな。そうか年賀状か。そんな時期なのねとぼんやり思うあたしには全く年賀状を書くような余裕は無い。多分メェルやら何やらにしてしまうのだろうな。手書きの方が温もりがあってええと思うけど。来年はちゃんと手書きしよう。
 其の日の晩は何故か眠りが浅かった。浅かったってモノではない。殆ど眠れなかったから。原因の心当たりは有るので仕方ないなあ、と思いつつうじうじとベッドの中で回転していた。

 で、22日は寝不足のまま始まる。
 今回は彼氏さんとの待ち合わせの時間が早い。ぼんやりしたまま何時もより早く準備を始めて、私鉄に飛び乗る。朝日が車窓から飛び込んできて眩しかった。ふと周りを見ると受験生ぽい人がちらほらと居る。この電車に乗っている彼らは終点にある巨大な予備校街に行くのだろう。もうセンターまで一ヶ月無いのだ、クリスマスどころじゃ無く必死なのだろう。そう思うと此の時期もしっかり彼氏と遊んでいた18の頃の自分が酷く怠け者だと再確認。ははは今も成長してないや。御見事。
 電車の到着時間を勘違いしていたらしく、結局新幹線にも「飛び乗る」事に東京へ。新幹線の揺れは心地良くて、乗った当初は本を読んでいたのに耐えきれなくて睡眠。いつもは車窓から富士山を眺めるのがとても好きで恒例なのだけど、今回は其れも見られなかった。目が覚めたのは東京駅に近付き新幹線が減速し出した頃だったから呆れたものだ。
 ぽややんとしたまま改札を抜け、何時もの待ち合わせ場所である大丸の某所に向かう。到着時間は告げてあるのに其処に彼氏さんは居なかった。遅れているのかと思って電話をしようとバッグから携帯をのろのろ取り出した時、「カナさんですか?」と横から声を掛けられた。見るとちょいインテリ風(しかもあたし好み)同い年位の男の人が居た。「はい?」「あの、カナさんでは無いのですか?」更に尋ねてくる。其の時視線の先に彼氏さんが登場した。「ごめんなさい。違います」答えて彼氏さんの方へダッシュ。びっくりした~。余り頭の動いていない時に其の手の事をしてくるのは勘弁してくださいね。
 そして、彼氏さんと合流。するりと彼氏さんの手がやって来て、繋ぐ。馴れたものですねえ、ちょい昔は手を繋ぐのにえらく抵抗(と云うか照れですか)があった癖にと思ってちょい笑う。「何あれ? ナンパ?」彼氏さんは早速尋ねてきた。「『カナさんですか?』って訊かれたから、出逢い系なんとちゃう?」と答えると、「…そうか…。こういう時期に出逢い系かあ。寂しいなあ」等と彼氏さんは一部の人に酷く反感を買うような事を呟いた。「あんたも寂しい人や無くて良かったなあ」と、つい悪態を吐いたら首を絞められた。
 彼氏さんは風邪気味だった。と云うか風邪を引いていて熱が有った。そんな時に遊んでんじゃねえよ早く連絡しろよ、帰って寝ろ、あたしゃ帰る、と激昂(と云う程のも物でも無いけど)してみた。だけど向こうは「クスリ飲んだし大丈夫」と余り大丈夫では無い発言を繰り返していた。結局当初のプランでは無く、大人しく過ごす事に決定した。
2002/12/24 11:56:08





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Last updated  2002.12.24 12:53:35
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