深秘の華苑

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黒左右衛門

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2003.01.29
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口答試問前日に大学抜け出して男と逢い引きしていた莫迦女な俺様
 審査前日。
 なので引き続き審査の準備をする。別段夜明けが見えない状態でも無いので変な余裕が出てくる。大体30分で論文の内容を説明する練習をするのがうざい。逃避気味になった結果後輩と戯れたり、後輩の実験データのディスカッションに巻き込まれてみたりしていた。でもふと我に返って説明をもう少し加えてみたらどうだろうとか、論文中に言葉で引用したけど、本当はこれ表にした方がええんちゃうやろかと思い立ち表作成を始めたりしていたら、すっかり夜になっていた。

 今日は火曜日。近所のスーパーが95円市の日だ。深夜12時迄営業しているそのスーパーに行く気満々だったが、気付いたら後輩の恋愛相談を受けていた。この後輩はM1。就職活動真っ只中の彼女は就職先を考えるにつれ、醒めた関係に陥っている彼氏との関係とについて悩んでいた(前の日記に書いた、彼氏と同棲している彼女とは別人)。彼女の相談を受け、何となく彼女の結論が出る頃に、己の近い将来への覚悟なんかをちらりと考えていると、マコトからお誘いがあった。流石に審査前日だから御遠慮申し上げたのだけど、彼は翌日から週末迄関東に出張だそうで、其の前にお前に逢いたい抱きたい、遅くなっても良いから、と口説かれてあっさり負けた。鉄の私情に流されまくりで莫迦だな弱々なあたし。其の様子(ちなみにメェルのやりとりで逢い引きは決定した)を見ていた、事情を知っている後輩は「でも、何だかんだ云って幸せそうでラブラブじゃないっすか」と宣った。ラブラブ? 幸せそう? ハァ? みたいな。結局、一旦奴に逢いに部屋に戻って、夜中に大学に戻る事にした。流石に翌日の審査の準備は万端、と云う状況では無かったので。95円市参戦は却下。木曜得市に賭ける事にした(謎。

 部屋に帰って風呂に入ったり何だかんだしているうちにマコトが到着した。で、セックス。ねちっこくいやらしいセックス。電気を消したくて「ちょい待って」と訴える側から弄られ噛まれて夢中になる。あのねえ、あなたに先週噛まれた痕、未だ消えてへんのやけど。訴えてみたら嬉しそうに「上書きしてやる」と意味不明な発言。以後更に沢山噛まれる。んで言葉責め。繋いだ手や唇や舌の柔らかさ。彼のモノの大きさ彼の膚の熱。瞳の強さ。この感触をちゃんと総て覚えておこう。何時終わっても良いように。等と考えてみたり。相変わらずおセンチ炸裂。
 最後は彼のを飲んで、終わった。

 シャワーを浴びて、暫くベッドでいちゃいちゃしていたのだけど、あたしがNHKで放送していたオザワ(with Love)の番組を真剣に見だしたので、クラシックに興味の無い彼は暫くつまらなそうに一緒にTVを見ていたが、やがて「そういや俺出張だったし。帰るわ」と言い残して部屋を出ていった。随分前、一緒に観ようと置いていったエロビと共に。
 やがて番組も終わり、さてあたしも出掛けるかね、とベッドから降りようとしたら腰の激痛に襲われた。つうかセックス中から何気に気になっていたのだけど、マジ痛い。立ち上がれない事は無いけど非常に時間が掛かる。歩いても痛い。やばい死ぬかも、とちょい本気で思って、審査が終わっても酷いようなら病院に行こうと思って保険証を用意した。其れにしても此処最近良く保険証を持ち歩いているなあ。
 以後はナメクジ並の速度で髪を整え着替えと化粧をし、審査に必要なスーツ一式を準備して部屋を出たのが2時半。外はクソ寒い。こりゃ朝ご飯を先に仕入れて大学に籠もろう、と思ってマンション前のコンビニで餌を仕入れ、力の入らない腰で風の吹きすさむ夜の道を自転車をひーひー漕いで大学に到着したのが3時。

 さあやるべ、と思うのだが腰が痛くてどうにも一定の姿勢を続けられない。矢張りこりゃ暫くセックスせえへん方がええなあと猛省した。今回はそんなに無理な体勢を強いられた訳じゃないのに。序でに左の太腿が特に厭と云うほど噛まれていて(脛まで噛みやがった!)足もまともに組めやしない。腫れて歯形のまま青痣になっている。どれだけ噛んでいるんだ彼の男はスッポンか(違。つうかスーツはパンツだなこりゃ。パンストじゃ脛や脹ら脛の歯形(青痣ではなく)が見えるような感じ? ちゃんと見物されなかったら見えないだろうけど、其処まで悶々としてまでスカートを穿かなければならない事もないから。
 また暫く、此の痛みと切ない感じと付き合っていかないといけないのかと思うと悲しくなったり。

 個室からお茶部屋に移動したら、ブラインドが上げてある大きな窓の外では雪が舞っていた。吃驚。舞っていたと云うレベルでは無い。吹雪だ。成る程、だからあんなに寒かったんだ。良い時に大学に来た、と自己満足。もうちょい出発が遅れたらふてくされて朝迄登校しなかったかもしれない。そう思ってから。

 明日(ていうかもう今日なんだけど)、マコトは東京に行く。新幹線だと云っていたけど大丈夫だろうか。そうちらりと心配と云うか何と云うかな事を考えて、そんな自分が酷く愚かだった。
2003/01/29 19:49:58

ひとやま越えて、口答試問通過しました>博士論文。
 審査当日。
 午前3時に登校して、其のまま寝ないで居たかと云ったらそんな訳は無く(て云うか無理)、9時頃プレゼンの練習をしている最中に30分程オチていたらしい。目覚めて、銀世界になっている風景に御満悦になって個室のブラインドを上げて再びプレゼン練習。途中でOHPが2枚足りない事が発覚して、慌てて作製した。
 昼食を食べている頃までは平気だったのだが、予定時間迄あと1時間を切った辺りから落ち着かなくなる。理由は審査員の面々が苦手だから。いや、嫌いじゃなくて寧ろ好きで勝てない事を自覚しているので怯えているのよ。敵前逃亡したい位の勢いで。
 其の惰弱野郎っぷりが現れたのか、今回のプレゼンは黒山羊さん曰く「どの審査員の先生も『珍しく借りてきた猫状態やったなあ』と仰っていたよ」と云う位大人しかったらしい。緊張していて余り覚えていないけど。あたしは学会会場のような、だだっ広い会場に知り合い不知り合い混在している中でのプレゼンは得意だ。緊張も余りしないし、各先生方にもお褒めの言葉を頂く。が、10畳程の部屋で頭が上がらない人5人に対して1人で戦いを挑むのは駄目だ。フクロやないか(違)。くそ、公開審査の時は頑張ろう(予定)。


 ラボに戻ったら、後輩が「お疲れさまなので。うふ」とケーキを買ってきてくれていた。ちょ~嬉しい(感涙)。本当にありがとうね、我が下僕達(笑)。丁度会議を終えられた先生方も含め、皆でお茶会を開いた。幸せ☆うまーの。

 だが、まだ道程は暫く続くのだ。実験もするし。
 実験は、後輩の卒論の補強データの提出と、とあるサンプル調製のお手伝い(かなり大掛かりなので一大行事になるのだ)。それと今日の審査会で「ほにゃららの方法でやってみたら巧くできるかもしれないよ」とアドバイス頂いた事柄を試してみる。あと、黒山羊さんの論文に足したいデータを ついでに ←超強調 やって差し上げる事にしたのだ。やっぱりいいねえ、実験。

 そう言えば、今日お昼に購買部でうちの専攻出身で、現在他専攻の助手さんをやっておられるミツイせんぱい(with Love)に久し振りにお逢いした。「今日苦労ザエモン。審査なんやろ?」と訊かれ、何故知っておられるのですか?と訊ねたら、あたしの論文の副査且つ頭が永久に上がらない某先生から聞いたそうだ。「流石に審査は出られへんけど、公開論文発表は観に行くでぇ。覚悟しろや~」と笑って小突かれた。永遠の爽やかさんであるミツイせんぱいの事は本当に大好きで、見に行くでぇ、と仰ってくださるのは非常に嬉しいのだが。

2003/01/29 19:29:38





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Last updated  2003.01.29 19:49:58
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