深秘の華苑

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黒左右衛門

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2003.08.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
アクセスログを見て自分の日記を振り返り暫し反省した。
 いやね。アクセスログを見てみたの。

 あたしの日記は其れ自体が面白くもなんとも無いので面白い言葉でぐぐって辿り着かれる方とかは非常に稀だったりする。卑猥ワードで到着した方には偶に遭遇するれど。

 そしたら「スズキカップリング」でぐぐった方が居られたようだった。元の日記は 深秘ノ華苑 2003/03/20(木) コレ なのだ。全く以て下らない日記だねッ!
 スズキカップリングはパラジウム触媒を用いたクロスカップリング反応の一種で、選択性の高さや反応の良さがウリの非常に有用な有機合成反応(うう、こんな事久々に喋ったわ)だったりして一部合成野郎達が非常にお世話になっている反応だと思われる(違うかも。微妙。細かい事は忘れた)。
 んで。そのアクセスログの元のページは結局検索ページなのだけど、あたしの日記以外は皆真面目にスズキカップリングを題材にして某試薬屋のカップリング試薬の紹介ページだったりスズキカップリングそのものの説明のページだったりするのに、其の中に埋もれて存在するあたしの糞日記と来たら!
 真面目にスズキカップリングを検索してあたしの日記に到達してしまった其所の貴方、非常に申し訳ありません(土下座

 そんなあたしはデカップリング(意味不明


最後の祭・祭りの残滓
 昨日の醜態の名残の筋肉痛が、睡眠不足の身を襲う欠伸をする度に、そして午後からは身体を動かす度に強襲する。切ない痛み。でも、もう二度と筋肉痛を伴うセックスなんかしない。

 昨日、マコトに出したメェルは、後になってから「もうちょいまともな言い方にすれば良かったかしら」と酷く後悔した。しかしあんなメェルでも、当初の「マジ萎え」「あなたはあたしを巻き込まないで一人で楽しんでくれ」と云う言葉を含む酷く攻撃的な物から、いやいや其れは拙いかしらと思い直して書き直した物だった。思い直してもアレかよ、みたいな。
 んで結局未だお返事は戴けず。あのメェルを見て怒っていても凹んでいても納得していても何していても良いから取り敢えず何らかのレスポンスが欲しい。あの人の場合、いつもはっきりとした答えをくれないから、あたしが「嗚呼彼とも終わったわ」とほっとした瞬間に攻撃してきたりして結局戻ってしまっているから。今回は戻る気はないけど「急にまた何かのリアクション起こしたらどうしよう」とびくびくし乍ら生きていくのは厭だ。

 それでもあたしの中では勝手に終わった事にしようと強引に頑張っているので喪失感や悲しみや寂しさと未だ闘っている。自分から終わろうと決めたし其れを望んでいたわけだけど、九年間付かず離れずの距離を保って親密なコミュニケーションと取り合っていたのだ。仕方ないやん、と自己弁護してみたり。
 あたしが貴方の恋人だったら良かったのにね。
 あなたのセックスに於ける嗜好に、あたしも何の気兼ねも無く付いて行けたのに。夫婦でスワッピングとか複数プレイやSMや、その辺の事を愉しんでおられるカップルが羨ましい。あたしだって、別に舌噛んで死んでやると騒ぐ程複数プレイやら何やらが厭な訳では無いのよ。でも、あたしはあなたの恋人では無く別に愛する人が居る訳で、そんな身なのにあなたとセックスして其の上でああ云う事をして悦楽に耽って居る自分の彼氏さんへの裏切りっぷりが許せないから厭なのよ。そう貴方に何回も説明したけど貴方は受け入れてくれなかったね。「其処で深く考えちゃいけない」「楽しむ事だけ考えて」出来る訳ないでしょ。自分で自分が許せなくなるのよ死にたくなるのよ。でも本当は死にたくなんか全然ないから貴方と終わるしか無いじゃない?

 あなたはあたしを自分の物だと云うけど、あたしは貴方の物では無いのよ。
 貴方に情は移っているけど、あたしの身体のみを必要とする人とは何時までも一緒に居られないよ。
 ちゅうか、他の人と結婚するから。貴方とは一緒に居られない。

 本当に、あたしがあなたの恋人ならこんな事考えなくても良かったのにね。



 今回の事で、何人かの方に励ましのメモ其の他を戴きました。大謝です。
 取り敢えずテンションは低くても元気です。泣いてもいません。涙も出ません。其れは其れで涙も流さない自分が寂しいです。九年も関係が続いた男なんて、マコトが初めてなのに。彼氏さんとよりも沢山沢山紆余曲折を経たのに、何で泣けないんだろう。あたしは矢張り冷たい人間なのかな。
 それでも。流石に暫くはマコトを失った寂しさや悲しさや未練とかこっちょりの愛とか膨大な量の記憶や其の手の事を全て引き摺って生きていく事になると思うので未練たらたらの日記が続くかもしれないけど許して下さい。

 嫌いになったから終わるのでは無く、彼の存在が色々な意味で耐えられないから終わるんだな多分。

 ライコスの終焉と共にあたしの長年の愛憎こもごも劇場も終わったようです。狙ったかのようだけど偶々だ。





最後の祭・「此れで最後にしようよ」
 結局、朝11時前位にラブホに入ったあたし達は、昼一時位までねちねちとセックスに勤しんでいたらしい。セックス終了後のまったり時間に服を着替えてから色々三人で話す。今回はあたしとマコトは昔からの知り合いだけどタクヤさんは新参者だった訳で、当然話は二人の関係だの馴初めだのに及んだ。
 意外にもマコトはあたし達の始まりの切っ掛けをちゃんと覚えていて、そして―あたし達が結局お互い束縛し合っているけれど彼があたしの身体のみに非常に執着している事とか其れ故ずるずる9年も続いた事や、あたしと彼氏さんが現在婚約関係なのを「仕方無い」「けれど俺達の関係は終わらない」と思っている事を厭と云う程思い知らされた。彼はあたしの身体を褒めちぎり、そして此の身体を我が物とする彼氏さんがセックスに対して淡白である事を許せない勿体ないと云い、そして「黒左右衛門をもっと満足させてやりたい。今日だって結局こいつは『イキすぎてもう駄目~』な状態にならなかった。今度は5人位でこいつを攻めたい」とあたしの希望そっちのけで勝手な事を云っていた。
 萎えた。あたしには到底付いていけない。
 9年ちょいの間で最大に萎えた。
 決心が付いた。

 朝、二人でマコト号に乗って居た時の会話に、「セックスを本当に楽しめるのなんて四十代位迄だろ?其れ迄は楽しみたいよ。だから俺達も続こう」と四十代五十代の実際を無視したような勝手且つあたしの意志すら無視した酷い会話があった。其の時は曖昧に笑って誤魔化したけど。
 タクヤさんが何やらであたし達の傍を離れて二人きりになった時、
「ねぇ、今日で最後にしよう」
 とマコトに云った。莫迦なマコトはてっきり複数プレイの事だと思ったらしく、
「え? 何で? 人生の全てを知ってしまった気持ち? でもまだまだ此の手の事はあるらしいよ。奥が深いよ。今度はもっと凄い事しようよ」
 と云った。だから、あたしは
「違う。もうあたし達逢うの止めよ? 此れで最後にしよ?」
 と繰り返した。訳が分からないらしいマコトはあたしの髪を撫で、キスをして、抱きしめて
「何で? 厭。何でなん? 複雑に考え過ぎだよ黒は。もっと簡単にさ」
 と云って思い留まるよう説得し出した。其の時タクヤさんが戻ってきたので話は途中になった。
 でも、お会計迄の少しの間、次回予告みたいな話をしていた時、またあたしとマコトとタクヤさんの三人でしょましょう、折角(そのラブホの)会員になるから三人で逢う時は此のラブホを使いましょうみたいな話をしていたのでマコトは結局終わる事を認めていないのだろうなと思った。其の後もえらく今後の話をしてきたので彼奴ら一期一会方式では終わらせない積もりなんだろうな、と思って呆れた。勝手にやっていてくれ。あたしは付き合わないし付き合えない。
 夕方、マコトは用事が有る事や偶々あたしとタクヤさんが帰り道が同方向である事から、あたしはタクヤさんに送ってもらう事にした。
 当初の予定では、マコトにラブホから私鉄の最寄り駅に送って貰う途中で終わり話をしようと思ったのだけど、大幅に予定がずれた。チェックアウト後、タクヤさん号でラブホを出発し、最初に待ち合わせたS.A.に向かった。其処でマコトと別れた。別れ際、車外に出た彼を呼び寄せて「考えておいてね」と云った。答えは曖昧だった。
 いつも終わり話をするとマコトは曖昧な返事で躱す。そして終わらないまま今に至っている。だからあたしははっきりとした答えが今度こそ欲しかった。でも今回もはっきりと「そうだね終わりにしようね」的なマコトの答えは貰えなかった。そして其の儘別れ別れになった。

 タクヤさんとは、不思議に会話が続いた。適当な話とかマコトに関する話とか、あたしを送ってくれる道行きで色々。
 何でもタクヤさんが当初聞いていた限りでは、当初マコトが先日逢っているご夫婦、そしてマコトとあたしのカップル、そして其の他何人かの単品が集まって大相互鑑賞プレイ大会が開かれる事になっていたそうだ。そしてそのご夫婦は兎も角、もう一組のカップル(つまりあたし達だ)は場合によっては其の儘乱交プレイに突入もアリ、と云う話だったそうな。詰まりはあたしが勢いに呑まれたら大乱交プレイだったのだ。
 そんな話はあたしは些細とも聞いていない。どうなっているの?
 ものすっっっごい勢いでマコトに対する或る種の信頼感が消滅した。
 矢張りあんな男とは終わろう。あたしもまたマコトには執着しているけど、此の儘続いたらあたしが持たない色々な意味で。そんな辛い思いをして迄マコトを繋ぎ止めたいとは些細とも思わない。幸せなんかじゃない。 確かにあのセックスが二度と出来なくなるのはイタいけど 自分を殺して迄マコトは要らないよ。
 其の後、タクヤさんとあたしの実家付近のファミレスに入り一緒に遅めのお昼ご飯を食べた。其処でメアドと携帯番号を交換した。彼は一応あたしを気に入ってくれたらしくて、今度はマコトを通さず二人で逢おうよ、と云われた。結局此れではセフレを増殖させただけになってしまう。もう誰かの肉便器になるのは勘弁です。だから笑ってそうですねえ、と云い乍ら貴方にも二度と逢いません、とココロに誓った。

 ターミナル駅迄送って貰い、其所でねちっこくキスをして(そして乳を弄られて)からあたし達はさよならをした。再会を誓って。しかしあたしは其の誓いを破る気満々だけど。

 駅ビルで買い物をしようと思っていたのだけど、どうにもテンソンが再急降下してきたので何も買わずバスに乗った。途中で渋滞に巻き込まれる。耳に飛び込む椎名林檎の「茎」。テンソン検出限界を下回る値を示す。嗚呼どうにも厭厭厭。其の全てがマコトにより齎されているような気がした。なので。

「title;さようなら
 本文;今日ので、もう充分某くんの願望を達成したでしょ?
    少なくとも私は反吐が出る位充分です。





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