深秘の華苑

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黒左右衛門

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2005.07.04
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正直、朝から穏やかでは無いセクースした挙げ句やさぐれモードに陥って引き蘢りたいのは山々だったが、所用があったので一度会社に行く。
で、金曜に仕掛けた分析結果を確認する。
取り敢えず概ね良好な結果をゲット。
此所でややこしい状態になんぞなっていたら、あたしはもれなく仕事を放棄して帰宅しただろう。其れ位やる気はナシ。
此所ら辺で漸くテンションを持ち直してきた模様で、折角だから調査の必要のある案件を再び調査。しかし、其の案件2件のうち片方は手掛かりを掴んだが、もう一方はアウト。見事に空振り。結構早い段階で恐れていた状態に陥ったらしい。
取り敢えず月曜辺りに上司に報告する事として、会社を後にする。

んで。元彼と逢ってきた。

此の元彼さんとは5年程前に付き合っていた。
彼もまた研究者を目指す者であり、同じような境遇だったあたし達は其処ら辺については非常に理解し合えた、と思う。

今回も其の延長で、彼が以後は暫く時間が取れるかが微妙だったので是非食事を、と云う事で逢う事となった。

相変わらず彼は研究の話で食事中の話題を埋め尽くし、あたしとしては久々に彼の業界の話を聞けたのでそれなりに楽しかったのだが。
帰り道、最寄り駅迄送ってくれる途中で
「帰したくなくなっちゃったな」
と云われた。
(゚Д゚)ハァ? ですよ(゚Д゚)ハァ?。
あんた彼女居てるやん。然う云うと「実は・・・」と、以後、彼女と諸般の事情で暫くぎくしゃくしっぱなしである事を打ち明けてきた。
「だから、あたしに逃げる訳?」
今思うと非常にえげつない事を云うてしまったと反省している。
「そんなんじゃないけど、久々に黒ちゃんに逢ったらやっぱり居心地良いし久々に研究の話できたし(←彼女は全く門外漢なので研究の話は出来ないらしい)、彼女とは『お互いとのスタンスの取り方』が違っていて、何か厭なんだよ」
厭なんだよ、って云われても困るっちゅうの。

其れ以上を当然求められたが、
「そんな曖昧な状態な人とはする気しない」
と自分棚上げ上等で云い拒否した。

久々に余所の男とキスがしたかったのか、其れとも彼とキスしたかったのか。そう尋ねたら恐らく前者であろう。
ちょこっと他の男の人に優しくされたかったのかもしれない。


彼は、あたしの拒否を未練を示しつつも受け入れてくれて、でも「絶対また逢って。其の時黒ちゃんの気が向いたら今日の続きをさせて」と云われた。
「ふぅん。そんなにシたいの?」
相手が相手だからか、不倫相手と相対している時では有り得ない位、思ったまま尋ねる事が出来た。
「シたいはシたいけど、黒ちゃんとシたいんであって」
「飢えてるんだ」
「まぁね。満たされないの心が。やっぱりさ。此の歳になると結婚とか考えるじゃん。其の時、今の彼女とでは満たされないもの。黒ちゃんとなら総てが埋まる気がする」
「あははあたし未だ一応人妻だし(注;彼には旦那さんとの状況を説明済)」
「そうだったね。じゃあ、暫くはもっと接触を増やそうよ。また食事行こ」
と云う事で落ち着き、さよならした。

終電に飛び乗り、「もしあたしが終電逃したら家迄送るよ」と最寄り駅でスタンバイしてくれている彼に終電間に合ったよメェルを送る。
するとそりゃ良かった。安心して俺も帰れます。またご一緒しましょう。とお返事があったのだが。

翌日入って来たメェルには「昨日は寂しかった。矢張り帰さなきゃ良かった。今度は離しません」とあった。
ポカーーーー(・о・)ーーーーーーン。
取り敢えず此の時は無性に腹が立ったので、「色々考えたけど(←嘘)、今のところヤるだけの相手は要らないし彼女さんに悪いのでもういいや」みたいな事を返事してみたら、電話が掛かって来て「昨日だってそんなつもりで誘った訳じゃないから、また逢って食事でもしよう」と丸め込まれた。


まあアレだよな。
こう云う事で苛々したり妙に悲しくなったりするのは総て自業自得なので仕方ないけど。
矢張り虚しいよなぁ。










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Last updated  2005.07.05 00:00:12
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