深秘の華苑

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黒左右衛門

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2006.01.04
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思いがけず彼と逢った。

彼は家族と共に過ごすし、あたしはあたしで所用があったので
今日は逢わないと思っていた。
偶に届くメェルでは家族サービスをしているかと思いきや
すっかり駄目人間している様子が伺えた。
そんなメェルは、住民票の移動とか元の家の後始末とか
それなりに気の滅入る作業をしていたあたしにとっては救いになったけど
抑も彼を「救ってくれる」対象にしている時点で間違ってる。

等と思うけど、今はそう思えてしまうから仕方無いし。


部屋に戻って片付けをしてまったりしていた時。
突然彼が尋ねて来た。

一寸自宅を出る事が出来る状態になったから、其れに託つけて来ちゃった、と
また家族に嘘を吐いて来てくれた彼に抱きしめられる。
本当に落ち着くし心地良いんだけどなあ。

抱っこされたまま、今日あった事とか面白かった事とか
本当に下らない事ばかり話していて
(今日一番深刻な話題は『いつTV番組は通常シフトに戻るのか』だった)
そのうちエロモードになったけど矢張り彼は優しくて
コトが終了し暫し微睡んだ時もずっと抱きしめていてくれて
「腕痺れるやないですか」と腕枕を解いても何かしらの形で抱きしめてくれていて

彼は寝ちゃった訳だけど、無意識に背中や肩を撫でてくれていたんだけど
本当に其れは心地よくて幸せだったんだけどなあ。
彼に「黒ちゃんと居ると一番落ち着く」て云われても幸せだったんだけどなあ。

結局其れって「一時的な関係だから」心地良いんだよなあとか思って。
生活を一緒にしていないから嫌な部分を見なくて済むし

今、あたしと不倫相手は仲良しな訳で、仮に結婚していたらこうは行かないだろうなとか
彼は良く、「結婚を早まった」「黒ちゃんともっと早く出逢っていたかった」って
云うけど、もし4年位前に出逢っていたとして
其の時でも既に彼には彼女(今の奥様)が居たし、あたしにも男が居たので
実際どうなっていたのかしら、とか
其の辺の事を想像するけど、結局是等総て仮定の上での話だよなと思うと
想像するのも無駄だと思えて仕方無く。



要するに
今倖せだけどブルーなのだ。








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Last updated  2006.01.04 23:59:22
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