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たぶん去年の話だったと思うけど

何らかの事情で自然からはぐれてしまった野生動物を保護し野性に帰す活動をしている、宮城県の武田さんという人が
お母さんとはぐれたらしいニホンカモシカの赤ちゃんを預かり森に帰すまでのドキュメンタリー。

このカモシカの名を「ロッキー」という。
甘えん坊のロッキーは、武田さんを親のように慕う。
べったりくっついて甘えてくる。
野性に戻すことに備えて体力をつけさせるべく、外に散歩に出ても
最初は武田さんの後を「ポコン、ポコン」とひたすらついてくるだけだったロッキー。


森で遊ばせると、だんだんひとりきりで遊ぶ時間が長くなってゆく。
そしてあるとき突然森の奥へと帰っていってしまう。

テレビでは
森へ帰ったかのように見えたロッキーが武田さんの呼びかけに応えて戻ってきて
さらにしばらく後に本当に森に帰ってしまうところまでが描かれていた。
一連の映像として見ると
さっきまで人なつっこかったロッキーが
ひとたび森へ帰ってしまえばそんなことまるで忘れてしまったかのような顔になってしまっているところに
武田さんの感じたであろうさみしさを共有しつつ
野生ということの清々しさを感じた。
人がごはんを整えていたことも、寝床を用意していたことも

野生に戻れば忘れてしまうのだ。それを止めることはできない。

このロッキーのことが今年の1月ごろ、本になった。
本ではさらにその後のロッキーとの再会が描かれている。
宮城県の森から奥羽山脈へ向かうロッキーが
安全に高速道路を渡れるよう


さらにその後のロッキーがどうなったのか
たぶん誰にもわからない。

ロッキー、元気にしているといいなあと、こんなに遠くにいても思う。
このドキュメンタリー、できればもう1回見たい。。。






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Last updated  2006.06.01 00:48:33
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