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今回のとむりた散歩は、東京都港区の三田へ。
三田駅には都営浅草線と都営三田線が乗り入れ、JR田町駅も歩いて利用できます。駅の周辺にはオフィスビルが並ぶ一方、慶應義塾大学の三田キャンパスがあることから、会社員だけでなく多くの学生が行き交います。
国道1号、通称「三田通り」沿いに広がる三田商店街は、ビジネス街、学生街、住宅街が混在する場所です。通りの先には東京タワーを望むことができ、都会らしい建物と、昔から続く商店の景色が同居しています。
駅に近い慶応仲通り商店街には、居酒屋や飲食店が所狭しと並びます。JR田町駅や三田駅から歩いて数分という立地で、慶應義塾大学へ向かう道としても利用されている商店街です。
学生、会社員、地域で暮らす人たち。
それぞれの時間が交わる三田の街を、今回は朝から歩いてみました。

2.乗り過ごした先で|神楽坂から三田へ
この日の朝、私たちが向かう予定だったのは神楽坂でした。
ところが、白金高輪駅で乗り換えるのを忘れ、そのまま電車に乗り続けてしまいます。
気がついて降りた駅が、三田駅。
時刻は朝9時ごろでした。
乗り換え直して神楽坂へ向かうこともできましたが、二人で少し相談して、
「今日は三田でいっか」
ということに。
三田には以前から何度か訪れており、飲み屋街や住宅街の雰囲気もある程度知っていました。
まったく知らない場所ではなかったこともあり、この日は急きょ予定を変更。乗り過ごした先の三田を、そのまま第52話の撮影場所にすることにしました。
計画どおりにいかなかった朝。
けれど、こうした偶然から始まる散歩も悪くありません。

3.記憶の中の三田|変わらない街と入れ替わる店
三田は、商店街や飲食店が集まり、学生と会社員が行き交う街です。
東京タワーにも近く、少し歩くと通りの向こうにその姿が見えてきます。
実はRitaにとって、三田はまったく縁のない街ではありません。
学生時代にはアルバイトのヘルプで何度か訪れ、一時期、この辺りで暮らしていたこともありました。
久しぶりに歩いてみると、飲み屋街に漂う雰囲気は、記憶の中の三田と大きく変わっていないように感じます。
一方で、以前あった店がなくなり、知らない店に変わっている場所も少なくありません。
もともと飲食店の多い街だからなのか、店の入れ替わりは思っていた以上に早いようでした。
それでも、表通りから少し外れてみると、店構えや看板からこだわりが伝わってくる店に出会います。
学生街であり、オフィス街であり、住宅街でもある三田。
さまざまな人が行き交うからこそ、店にもそれぞれ異なる個性が生まれるのかもしれません。
4.朝の慶応仲通り|夜を想像しながら歩く
まず向かったのは、三田駅と田町駅の近くにある慶応仲通り商店街です。
居酒屋や焼き鳥店などの飲食店が集まり、夜になると多くの人で賑わう通りです。
朝なら人が少なく、ゆっくり撮影できるだろう。
そう思っていましたが、実際に歩いてみると、予想以上に多くの人が行き交っていました。
学校へ向かう学生。
職場へ急ぐ会社員。
さらに、開店前のパチンコ店に並ぶ人たちの姿もあります。
私たちが想像していた静かな朝の飲み屋街とは、少し違う光景でした。
それでも、夜の賑わいに比べれば歩きやすく、立ち止まって店先を眺められる余裕があります。
朝に歩いてよかったと思ったのは、夜には気づきにくい景色を見られたことでした。
まだ灯りのともらない提灯。
ビルの間に、器用に掛けられたビニール傘。
前日の雨をしのぎながら、飲食店の人が一服するための場所なのかもしれません。
路地の先で見つけた、どこか懐かしいたばこの看板。
そして、ビルの隙間から顔をのぞかせる蔦。
夜の賑わいの中では見過ごしてしまいそうな景色が、朝の通りにはいくつも残っていました。
5.住宅街の小さな緑|芝のはらっぱへ
慶応仲通り商店街を離れ、次は芝の住宅街へ向かいました。
目的地は、以前この辺りを歩いたときに見つけた「芝のはらっぱ」です。
芝のはらっぱは、港区芝3丁目にある地域の広場です。もともとコインパーキングになる予定だった土地を活用し、地域の人たちが関わりながら育てている「まちのはらっぱ」として運営されています。高層の建物や住宅が並ぶ街の中に、突然現れる小さな緑。
整備された都市公園とは少し異なり、草木や土が身近に感じられる素朴な場所です。
ここでは小休止を兼ねて、Ritaのポートレートを中心に撮影しました。
商店街では人の流れを気にしながら歩いていましたが、ここに着くと、街の速度が少しだけ緩んだように感じます。
都会の住宅街の真ん中にありながら、肩の力を抜ける小さなオアシス。
飲み屋街の密集した景色とは対照的な、穏やかな時間を過ごすことができました。
6.終わりに|予定外だったから出会えた景色
神楽坂へ行くはずだった朝。
乗り換えを忘れ、偶然降りた三田駅から、今回の散歩は始まりました。
朝から人が行き交う慶応仲通り商店街。
夜の賑わいを想像させる、開店前の店先。
そして、住宅街の中に現れた芝のはらっぱ。
以前から知っていたつもりの三田にも、朝に歩いたからこそ見つけられた景色がありました。
予定どおりに進まないことを、失敗と考えることもできます。
けれど、行き先を変えてそのまま歩いてみると、予定していなかった一日にも、ちゃんと撮りたくなる瞬間が待っていました。
電車を乗り過ごした先で始まった、朝の三田散歩。
写真だけでは伝えきれない街の音や、人々が行き交う様子も、動画の中に収めています。
よろしければ、とむりた散歩第52話の本編でも、私たちと一緒に三田の街を覗いてみてください。
7. 関連リンク
<YouTube>「 とむりた散歩
」毎週金曜、夜8時UP
【第 52 話】三田|始まる前の飲み屋街をスナップ by Nikon Zf 40mm f/2
<写真撮影>
・ Nikon|ニコン Zf 40mm f/2(SE)レンズキット ミラーレス一眼カメラ ブラック [単焦点レンズ]
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