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類まれな美しさと知性を兼ね備える彼女は、兄・レオニスに深く愛され、
将来兄が即位した際には、傍らで支えたいと願っていた。
しかしその望みは、思わぬ形で潰えてしまう。
レオニスの代わりに女王として立つこととなったオクタヴィアを支えたのは、
王の治世を補佐する「儀杖の陪臣」イーサンとオリバーだった。
堅実で折れない意思を持つイーサンと、軽薄そうだが熱い気持ちを持つオリバー。
ふたりの存在はオクタヴィアにとっても大切なものとなっていくが、
やがて両名には派閥の違いを理由に亀裂が入り――。
オルティナ王国を六十年にわたり統治し、
五百年の歴史で最大の繁栄をもたらした女王・オクタヴィアの、
為政者としての孤独と、恋の呪いへの苦悩。
そして唯一想いをささげた相手との関係を描く、圧巻の大河小説。
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