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2004年11月07日
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 (深大寺は、天平5年(733)開創のお寺で、東京都にあります。延暦寺に次ぐ寺格を持つ有名な天台宗のお寺です。)
 昼過ぎに突然思い付いた。「そうだ深大寺行こう。」着替えて、最近話題の西武鉄道に乗ってさらに国鉄で三鷹へ。三鷹についてバスに乗って、ゆららゆらら、調布方面に数十分南下すると、深大寺入り口のバス停に辿り着いた。入り口ってくらいだから、山門の前あたりに停まるのだろうと思っていたが、バスを降りて見えた景色は住宅街。だけど、東の方向から武蔵野の匂いがしている。きっとこっちだと思って東へ。並木道を歩いていったその先で見たものは、スタジオジブリの世界だった。つまりは武蔵野の森の世界だった。(ちなみに武蔵野市に森という名字の友達が住んでいたが、そいつとは関係ない。)
 並木道は2車線のバス通りになっていて、両脇の木々がアスファルトの頭上を塞いでいる。だから、木漏れ日だけが道に降り注ぐ感じ。左手に見える鎮守の森みたいな森から新鮮な冷気が降りて来て、楽しそうな笑顔で向こうから歩いてくる参拝帰りの人達のとすれ違う。ここは深大寺蕎麦で有名で、並木道沿いにはかなり沢山の蕎麦屋がある。二十くらいあるだろうか。
 しばらくいくと目的地、今日のガンダーラ「深大寺」の門前町到着。すでに日が暮れようとしている。お土産やさんやらがならんでいて、深大寺の山門が見えた。決して大きな山門じゃない。
 「天台宗 別格本山 深大寺」と書かれてある。あれ、ここも天台宗か。しらなかった。山門は閉じられていて、「本日の参拝時間は終りました。」と書かれてあった。「参拝時間は終ったけど、入場時間はまだだろう。」と思ったら、「関係者以外入らないで下さい。」と見えた。「仏法によれば、この世のありとあらゆるものは互いに関係しあっている。」というわけで関係者としてちらっと中に入った。本堂があって、もう戸締まりが終ってる。建て直してまだ新しいお堂だが、風格がある。鐘の所でお坊さんが何か作務をしている。これ以上いるのはよくないので、ささささと門外へ。おかげで到着したという気分を味わえた。本尊は何か分らないけど、ま、あまねく鎮座してるわけだから、観なくてもまぁ、いいかと。
 辺りを見回すと、寺の他に楽しめそうなものは、蕎麦屋か茶店。山門の隣の蕎麦屋に入ってみた。初老の女性が店の中に立っていた。話しかけてみると江戸弁で答えてくれた。ざる蕎麦を注文して縁側の席へ。愛想の悪いニイちゃんが蕎麦を運んで来てくれて、おちついた気持ちで、ずるるるっと食べて、蕎麦湯を飲んで席を立った。初老の女性に、一番近いバス停を聞いたら、「すぐそこにバス停があるけど、三鷹行きは来ない。」とのこと。「来た道を戻りなさい。」とのこと。親切な人だった。「ありがとうございます。ごちそーさまです。」と店をでて来た道を戻る。途中、例のすぐそこのバス停を通った。時刻表を見てみる。「三鷹行きがもうすぐ来るじゃないか。」初老の女性の言った「三鷹行きは来ない」とは、本数が少ないという意味だったらしい。5分後バスに乗って、ゆららゆららと三鷹駅へ。車内では五木寛之の『他力』の続きを読んだ。
 帰宅してホームページで深大寺の本尊について調べてみると阿弥陀仏だということが分かった。本尊は、「恵心僧都作の阿弥陀如来像」というから、天台浄土思想の僧侶、源信が制作した阿弥陀仏ということだ。「えぇ?まじ?つくったん?」と思うのだけど・・・。源信は『往生要集』という著作が有名。昨年、レポートを作るために僕も読んだ。
 五木の言う「他力」は淨土宗、浄土真宗の言葉で、阿弥陀仏からもたらされるものだけど、源信の浄土思想とはまた違う。天台では他力は言わない。でも結局の所、そんなに言ってる事は違わないと思う。その辺は、またいつか徒然。
 なお、深大寺(じんだいじ)については以下のページなどで紹介されています。





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最終更新日  2004年11月07日 01時43分46秒
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