その日は夕方から息子と出かける用事があり、
自転車に乗って家の裏手の坂を下り降りた。
空は夕日が翳り出したところで、ピンクと青が混ざり合ったような不思議な色合いだった。
見る人によってはキレイだと感じるだろうその空を
私は不穏と捉えた。
胸騒ぎがするほどではないが、
地震か何かが起こる前兆のような気がして、
ただそこには息子しかいないわけで
誰に言うでもなく、自分の胸に仕舞い込んだ。
ま、用事を済ませ家に戻る頃には
すっかり忘れていたのだが。
今思えばそれは確かに予兆だったのかもしれない。
横断歩道 2025.05.13
急がずに、だが休まずに。 2025.05.09