私がしっかりしなければ、という意識が片隅にあり
少しばかりストレスを増大させている。
朝起きたら
陽の散歩とゴミ出しをして
息子を起こし朝食を用意する。
それから自分の支度だ。
こんな時に限って客先に往訪の予定がある。
しかし、仕事がある事が逆に救いでもあった。
夫に何かあってもなんとかはなると思える。
息子を送り出し、
出勤前にカフェラテを飲んで一息ついていると
友人たちのグループLINEに夫から
「ジラフ、」
と一言だけ入ってきた。
…え?
キリン、すか?
こんな時でもおかしい事には笑ってしまう。
こんな事もあろうかと
夫が連絡を入れそうな共通の友人たちには昨夜のうちに状況を共有しておいたので無視してくれるだろう。
その後間髪入れずに私に電話がかかってきた。
「おはよう。体調はどう?」
「…仕事、どうすんだよ?」
「入院してるから休みにするんでしょ?」
「まだ今週は言ってない」
「じゃあ連絡したら?」
「・・・。」
「難しいなら上司の連絡先教えて。
私から連絡しとくから。」
「…いや、俺から連絡する。
仕事、クビになったらどうすんだ?」
「え?知らないよ。」
「知らないって、、お前の生活もあるだろ?」
「知らないよ。しょーがないじゃん。
どーすんのは夫のほうでしょ?
今なんで入院してるかわかってるの?」
「・・・分かってる。」
たぶん、わかってない。
「お腹痛くて、膵炎で入院したんだよね?」
「・・・うん。」
「覚えてる?」
「・・・うん。」
「お酒、飲み過ぎて膵臓も、頭もやられてるんだから
大人しく先生の言う事聞いて早く治しなね。」
「・・・会社にはなんて言えばいいんだよ!!
アルコール依存症で入院してます、なんて言ったらクビだろ!!」
いやいや、私にキレられましても。
「そうだね。しゃーないんじゃん。
今実際そうなってんだから。
まずはちゃんと今の状態と向き合いなよ。」
「・・・アルコール依存症は置いといて、体調わるいからと連絡する」
いったんそれで良いと思いますよ。
膵炎だし。
「それで良いと思うよ。
だけど現実を受け入れなね。
アルコール依存症だって自分が認められないで
ずっと逃げ続ける気だろ?」
プツッと通話が切れた。
ほらね、自分の都合良く事実を捻じ曲げる天才だからね。
若い頃は自分自身にも軸がなかったから
だいぶ振り回されたけどね。
たくさん泣いてたくさん悩んだおかげで
今私は自分を持っている。
あくまで夫の意見は夫の意見だ。
私は私の軸で目の前の事実を受け止めて生きるから。
それはまた違う話。
散々心配かけやがってと少しイライラしつつも、
真っ先に私に電話をかけてくれた事が嬉しくもあった。
こんなわけわからない状態でも
信頼を置いてくれてると感じたから。
今日は私も仕事で出かけているため、
心配だけど面会時間には行けないや。
アルコール離脱の症状はかなり怖いなと思ったし、
改めて酔っ払っている人に切々と訴えたところで
時間の無駄なんだなと感じた。
人格とはなんぞや。
脳の機能的なものか。
まるで別人のような会話が続いているが、
これも私の知らない夫の一面なのか、
はたまた今の状況がそうさせているのか。
人って、所詮自分の見たい現実の中で生きている生き物で
現実というのも捉え方は千差万別なんだなーと思ったら
自分の今いるところすら不思議の国に見えてきたよ。苦笑
今日も一日、無事に過ごせますよーに!
金曜日。(入院9日目) 2025.05.16
木曜日。(入院8日目) 2025.05.15
水曜日。(入院7日目) 2025.05.14