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カテゴリ: 医療
英国からハンガリーへの格安歯科治療が大好評(日経BPnet)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/world/070822_dental/

 実は、世界的に成人の歯科治療が、公的な医療から除外されようとしている。
 イギリスは国営健康サービス(NHS)と呼ぶ医療システムがあり、原則として無料で治療が受けられるが、歯の治療費については、8割は自己負担だ。また、NHSに加入していないプライベートの歯科医院に行く場合は、治療費は全額自己負担となるそうだ。
 アメリカは、公的医療制度が充実していない民間保険の国だが、歯科治療は、受けられないか、受けられても自己負担率が高く、日本と比べ非常に高額である。4000万人以上の無保険者の存在が、アメリカ医療の負の面として社会問題になっている。貧困層の12歳の少年が歯の感染症で死亡するという痛ましい話しが今年話題になった。
 世界的に医療と福祉が充実しているスウエーデンやノルウェーも成人の歯科治療が保険で受けられなくなってしまった。日本の医療保険制度のモデルであったドイツは、長年成人の歯科治療の公的給付を続けてきたが、制度改革の度に、補綴関係の自己負担が拡大し、かなり厳しい状況だ。最後に残った日本は、世界的に稀な皆保険制度のおかげで、成人歯科治療を長らく公的な保険で対応できた。ところが、世界の流れに従うかのように、最近は、雲行きが怪しくなってきた。
 日本の総医療費に占める歯科の割合は、10年位前までは、約1割程度を維持していたが、このところ年々落ちて8%を切っている状況だ。総医療費が、伸びる中で、歯科だけは低迷している。長年診療報酬を低く抑えられ、ほぼ30年余新技術は、保険外である。昨年4月の改正で、医療費削減の影響をもろにかぶり、削減費のうちの6割を歯科が占めた。医療費削減は、どこから削るかと言えば、相対的に生命に直接影響が少ないと判断される歯科から削られるのではと些か自嘲ぎみにもなる。長年、初診料と再診料も医科と格差が埋まらないところに象徴されるかもしれない。今、歯科の補綴外しの噂が聞こえてきている。厚労省の以前からの懸案事項だと言われている。歯科における義歯が眼科における眼鏡のような扱いになるかもしれない。一度崩れると、歯科治療全体がなし崩し的に外されてくる可能性が出て来る。これは、政府が押し進める規制緩和のシナリオと繋がる。そして、アメリカ企業の医療市場参入を促進する。アメリカのように、貧しき者は、医療もまともに受けられなくなる。日本もかって台湾等で格安な補綴をしてもらうツアーがあったが、遠からずイギリスのようになる事を覚悟しておいた方が良いかもしれない。日本の世界に誇る皆保険制度は、きっと歯科から崩れていくだろう。







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Last updated  2007年10月31日 00時03分10秒
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