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toshichan5682

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Nov 25, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
俳優さんたちの演技もさることながら、演出家の絵コンテのイメージに合わせたカメラワークも重要である。
そして、そのシーンの映像美…即ち色合いもだ。
またまた映画界の話になるが、「ラブレター」や「スワロウテイル」の代表作がある岩井俊二監督は、映画を作る以前に数々の音楽アーティストのビデオクリップを作ってきただけのことはあって、色合いでそのシーンの登場人物の心情を表現する天才だと俺は思っている。
最新作では「花とアリス」を観れば、色彩の美しさに唸ってしまう程なのだ。
この色の美しさを表現するために、テレビドラマだと音声の録音をメインに優秀なVE(ビデオ・エンジニア)が担当するのである。
それではカメラワークの話に戻そう。
肩担ぎで臨場感を表現するドリィ撮影…カメラマンが鎧のような器具を付け、そこにカメラをぶら下げてスムーズな動きを表現するステディカムと言う機材もある。(これを使った代表的な映画では、スピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」の戦闘シーン)
大掛かりなものでは、大型クレーン、ジブ(カメラマンが乗らないで、アームを操作する小型クレーンのこと)、レール(並行ドリィ撮影に用いる)、ピンカメ(車の前方から車内シーンなどを撮影するための超小型カメラ)など、特別機材(通常は特機と略す)を使用する。
もちろんこれらも特機になるが、車での並行ドリィ(車の走行シーンを撮影するため)、空撮では専用ヘリコプターやセスナを使用したり、ラジコンにカメラを搭載(近距離での空撮のため)したりもするし、スキューバの装備を付けたカメラマンが防水カメラを持つ(水中シーンの撮影のため)こともあるのだ。

カメラもいろいろなアングルから同時に数台利用すると、編集時にさまざまなカット割り(無数のカットが繋がって1シーンになること)も可能だ。
そして、カメラワークには構図も関係してくる。
たくさんの登場人物が絡み合いながらも、構図を綿密に計算して長い1カットで納める撮影技法がある。
海外テレビドラマの「ER(救命救急室)」なんかは、その撮影技法の代表作だ。
日本では、三谷幸喜監督の映画「ラジオの時間」が、完全に「ER」を意識した作りをしている。
構図に遊び心満載なのは、堤幸彦監督の「トリック劇場版」だ。
ある1シーンで重要な登場人物が二人で会話しているのだが、そのシーンの中で全くストリーに関係ないエキストラ的な人物たちが、大袈裟に絡み合っているのである。
わざと完全な野次馬的存在を登場させるなんて…なかなかこう言う構図は、普通の凡人には考えれるものではない。
優れた脚本と俳優さんたちの演技力、そして演出家やスタッフ一同がこうしたあらゆる技法や努力を惜しみなく発揮しても、高視聴率のドラマとなりヒットするかの問題は別である。
ナポレオンのごとく睡眠時間を減らして必死に働いても、悲しいことに収入面も含めて苦労が伴わない場合が多いのが、この業界の掟になっているようだ。
次回は、俳優さんたちへの演出技法を説明したい。





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Last updated  Nov 25, 2005 10:51:36 AM
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らめ仙人@ 初セッ○ス大成功!! 例のミドリさん、初めて会ったのに、僕の…
開放感@ 最近の大学生は凄いんですね。。 竿も玉もア○ルも全部隅々まで見られてガ…
しおん@ ヤホヤホぉ★ こっちゎ今2人なんだけどぉ アッチの話…
通な俺@ 愛 液ごちそうたまでしたw http://hiru.kamerock.net/8q25sdb/ フ○…

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