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2021.05.01
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カテゴリ: BOOKS
​​
古い推理小説を読む人なら
聞いたことくらいはある

​ 「ノックスの十戒」 ​
​​​​
イギリスの推理作家、ロナルド・ノックスが発表した、
推理小説を書く上での10のルールです。

1.犯人は物語の始めに登場していなければならない
2.探偵方法に超自然能力を用いてはならない
3.犯行現場に秘密の抜け穴・通路が2つ以上あってはならない
4.未発見の毒薬や、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない
5.中国人 (並外れた身体能力を持つ怪人) を登場させてはならない
6.探偵は、偶然や第六感によって事件を解決してはならない
7.変装して登場人物を騙す場合を除き、探偵自身が犯人であってはならない
8.探偵は、読者に提示していない手がかりによって解決してはならない
9.“ワトスン役”は自分の判断をすべて読者に知らせなくてはならない
10.双子や変装による一人二役はあらかじめ読者に知らせなければならない

5番目だけが明らかに異質です。
​”中国人(並外れた身体能力を持つ怪人)”​
という補足はついているのですが、

なぜ?

”No Chaina man”?


この話『ノックス・マシン』はNo Chaina manの謎に挑みます。​​
​
『revisions 時間SFアンソロジー』
     大森 望 編


ノックスの小説の解析を研究する中国系大学生ユアン。
ある日、科学技術局(?)のお偉いさんから論文の内容を確認したいと呼出しがかかる。

この時代タイムマシンはあるが、
過去に行くことしかできない

正確には、
過去に戻った瞬間に
未来は別の未来(パラレルワールド?)につながってしまい、
元居た未来には戻れない

この辺は量子論的な説明がされていますが。。。
未来は重ね合わせの状態となっていて、
観測(未来に戻ろうと)すると、別の未来に確定されてしまう
みたいなことなのかな?

しかし、
ある時代のある日だけは
行っても元の時代に戻ってこれる

それは。。。

ノックスが
​ ​「ノックスの十戒」 ​​
を書いた日

長官は、ユアンにこの時代に行ってほしいと依頼する。

過去に戻り、
ノックスに出会ったユアンは。。。

SF初心者でも、
量子力学のことが分からなくても、
「最後はなるほど」とうなずける話でした。

歳月楽苦堂





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最終更新日  2021.05.01 20:10:04
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