映画は最後まで観る子のブログ

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2021.05.30
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悪名高い全寮制女子校“聖トリニアンズ女学院”。校長カミラを叔母に持つアナベルは、一癖も二癖もある生徒たちや自由な校風についていけず、転入早々逃げ出したくなる。しかし、学院は財政難から経営の危機に瀕していた。挙句に新教育大臣ジェフリーが、まともな学院に矯正しようと乗り込んでくる。怖いもの知らずの生徒たちは、学院を救うため、美術館からフェルメールの絵を盗み出すという大計画を企てる・・・。





イギリスのブラックユーモアってほんとに好き!




モラルも倫理観も何もかもがぶっ飛んだ、なんでもありな全寮制女子校セント・トリニアンズ学院を舞台にした、イギリス作のシュールな学園物ブラック・コメディ。イギリスらしい歯に絹着せぬブラックすぎる皮肉と辛辣な風刺が、ちょっとクセになるくらい珍妙で面白かった!映画に華を添えているのかバイオレンスを添えているのかわからない、学院の女生徒たちも綺麗どころばかりで、なによりファッションが可愛い!顔は可愛いのにやることなすこと過激で暴力的なのがミスマッチどころか破壊力二倍で怒涛のごとく襲ってきます。それがいい。


内容は無秩序な学園が文科大臣?みたいなお偉いさんに目をつけられて閉鎖されてしまうことになり、でもそんなの嫌だから私たちの力でなんとかしようぜ!そうだ、金があればいいんだから絵を盗もうぜ!っていうおおよそ思考回路ぶっとびまくりの作戦を思いついた女子高生たちがそれぞれの個性(ここ大事)を生かして作戦を遂行する様子が描かれています。



まあね、あとあと何も残らない映画だけど、 個性って大事だよね って話かな?


個性的すぎてどこの学校にも受け入れてもらえなかった問題児たちが力を合わせたらこんな爆発起きました!みたいな。自分たちの居場所を自分たちで守るっていうある種感動的なテーマではある。学園の閉鎖が決まって「よっしゃーこんな学校潰れるぜ!」みたいに狂喜乱舞していた生徒たちに対するリーダー的ポジの生徒が「 ここが閉鎖されたら、あんたたち普通の学校に通わなきゃなんなくなんのよ!? 」と言い放ってみんなが事態の深刻さに阿鼻叫喚する様はみていて面白かった笑

説得の仕方って大事ね。


編入してきた無個性なアナベルが居たからこそ、周りの存在が立ちまくってるし、
彼女も彼女で後半は覚醒して自己をちゃんと持つようになる。もうトリニアンズの一員だね。


ほかにも若かりし日の麗しいミーシャバートンや、のちにボンドガールを務めるジェマ・アータートン、男性陣ではアカデミー俳優コリンファースもでてるムダに豪華っぷり。


皮肉、シニカルのオンパレード。イギリス人になんでもディスらせたらこうなるっていう教科書みたいな映画です。

あと、イギリスってカミラ夫人大好きなんだね笑

学園長の女(演じるのは男)が、これみよがしにカミラネタをブッ込んでくる。イギリス人は敵に回したくない笑






ここで作中の名言(迷言?)を一つ。

「男にとっては非行でも、女にとっては自由」





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最終更新日  2021.05.30 12:09:48


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