映画は最後まで観る子のブログ

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2021.10.31
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ラーシュ (アクセル・ヘニー) とリサ (ノオミ・ラパス) には、2人が結ばれた頃のような愛情は、そもそもほとんど残っていなかったのです。今や、お互い必死で結婚生活と野心を保っているのです。映画監督としてのラーシュのキャリアはテレビの昼ドラで行き詰まり、女優のリサは何年も役にありつけていません。相手にされないと感じているラーシュは、妻の浮気を疑って、借金までも抱えるありさまです。片やリサは夫のことを、わがままで身勝手な臆病者だと思っています。ラーシュとリサの人生はまったく思い通りには進んでおらず、結婚生活に至ってはもはや致命傷と呼ばざるを得ません。そんな夫婦のある週末、別荘の山小屋へ出かけることになり、お互いにとっての邪魔者を、しかも永遠に、排除できるチャンスを手に...。ところが、それすら思い通りにいかないのがラーシュとリサ。2人の旅に、驚きの展開と想像を絶するアクシデントが襲いかかります。









凶悪犯と対峙することで夫婦の絆は深まるらしいよ(多分)









こちらもNetflix作品。


Netflixに配信されている作品、ではなく、 Netflixが制作した作品。



この二つは似た言葉だけど、 全く似て非なる意味 があります笑





はっきり言って Netflix制作 は当たり外れのハズレが多い。まじで。あらすじや宣伝の動画はとても面白そうと思って騙されるけど、 最終的には本当に騙されて終わる っていうパターンが多々ある。



正直言って、今回の作品も期待はしてなかった。だってたとえ前評判を知らなかったとしてもあらすじ読んだだけで分かる人には、 夫婦が殺し合いのデスゲーム をするのだと察しがつくし、おそらく攻守が入れ替わって二転三転する シニカルスプラッターブラックコメディ なんだろうなと理解して試聴すると思う。





実際、冒頭から夫婦仲は険悪。車でのシーンとかヒリヒリするくらいの倦怠期。夫は映画監督などまた夢のテレビマン。妻はもはやお呼びでない3流女優。それぞれが崖っぷちにあるのに、なぜかお互いを責める構図は見てる側からすれば 「お前が言うなよ」 感たっぷり。




生肉ひとつ触れない臆病者の夫に、カモフラージュのために浮気相手と同じ髪色にしたことを役作りと言ってのける妻。




夫は妻を殴り殺して切断しようと計画し、妻は夫を猟銃で撃ち殺そうと計画。





しかし夫は解体などできるタマではなく人を雇ったことで計画を露呈し、妻はスピード違反さえごまかせない大根演技では警察を欺けないと指摘される。






どちらもグダグダでなんか愛嬌さえある笑


似たもの夫婦なんよね、やっぱり。







で、そうこうしてるうちに、この山小屋には 夫婦以外の先約 がいたことが判明する。それが、脱獄した凶悪殺人鬼三人組。夫が父親の病院にお見舞いに行って妻殺害のアリバイの布石を積んでいる時、ニュースでチラッと流れていたあいつらだ。



ここから、この夫婦のミッションが 互いを殺し合うということ から、 協力しあって?この囚人から逃げるということ に変わる。




そして何より、その見せ方が面白かった。




何かアクシデントが起こるたび、主には登場人物が増えるたびに、数時間前、数日前と、なぜそこにこの人物がいるのかが説明されていくのが面白い。もう少し登場人物が増えるともっとおもしろかったのになーと思う。なんかもったいない。




スプラッター感はわりと強め。


みんな最後には血塗れでドロドロになりながら闘います笑





夫婦が 協力しそうで協力しない で、 分かり合え無さそうで分かり合えそうな雰囲気 が物語としていい塩梅になっている。




お父ちゃんが来てくれたのは感動したよ笑



殺されたのは悲しいけど、自分の立てた山小屋でハンモックに揺られながら亡くなったからまだ救いようがあったのかな、、血塗れだったけど。




ラストのボートでの死闘も凄まじかった!でも夫はちゃんと妻を助けに行ったし、妻も湖に落ちて溺れそうになった夫をちゃんと助けた。助けるまでの妻の表情で 大丈夫かな? と思ったけど、この時の彼女の夫に対する気持ちは、山小屋に到着した時とは全然違うものになってたんだろうな、、あれだけの 激闘を共に潜り抜けると。





で、ここから夫婦の ある種の逆襲が始まる笑





二人はこの事件をマスコミに大きく喧伝。ここでは妻のオーバーな演技を誰も気にしない。ただただ 悲劇に見舞われた可哀想な夫婦 に、そして 殺人鬼を見事打ちまかして生還した勇敢なサバイバー として注目の的になる。書籍にトークショー、果てには夫の念願だった映画化にまでたどり着くのだった。



これは最高のラストだと思う笑



映画のキャストと演出も含めて。


「これが実際起こった出来事だ」 ってしれって言ってのけるのがまた面白い。





この映画はノルウェー産なので、あまり見知った俳優はいない。、、と思いきや、妻リサ役の ノオミ・ラパス はアンロック、セブンシスターズの人かー夫ラーシュ役は アクセル・ヘニー 。こちらはオデッセイは観たことあるけど、、いたかな?覚えてない。


Netflix制作の映画としては楽しめる部類だった。BGMがなんか好き。





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最終更新日  2021.10.31 12:08:23


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