つかちゃんのイタリア日記

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 ちょっと日記をつけるのをさぼっていました。ここ数日結構色々あったのですね。先週の金曜日は、なぜか急にアジアンデーにしようという話が持ち上がって、総長とか本部の人たちを招いて、アジア料理でパーティをすることになりました。もちろん、日本からも何か出さないといけないのです。ここで結構考えないといけないのは、韓国と重複してしまわないようにすることですねぇ。何を作るとか色々話をしていて、結局私は、ざるそばと天ぷら、そしてイカそうめんを作ることにしました。これなら、天ぷらのつゆだけで、足りますからね。食べる方も食べやすいでしょう。問題は材料です。おそばは、近くの韓国食材店にあるので、大丈夫でしたが、天ぷら粉とイカ、海老等の魚介類を集めるのが大変ですね。こっちのスーパーには、新鮮な魚など売ってませんからね。そこで、イタリア人の神父に頼んで、車で魚屋さんまで連れて行ってもらいました。ローマは、海が近いので、結構新鮮な魚があるのですね。無事に、イカと海老を手に入れて帰りました。ただ失敗したのが、イカ3匹といったつもりが、3キロ入れてくれていたので、あまってしまったのです。シスターにお願いして、次の日のスパゲッティーの具にしていただきました。あと野菜を買ってきて、早速天ぷらを作りました。一人で全部するのは大変だったので、ブラジルの神学生と、ペルーの神父に手伝ってもらいました。彼らもあまり料理しないみたいで、でも結構楽しんでやっていましたね。そして、結局できたのですが、おそばはなかなか好評でした。天ぷらも海老はすぐになくなりましたね。イカの天ぷらは、まあそれなりに。問題は一番時間のかかったイカそうめん。多分食べられないだろうと思っていましたが、やはり彼らにはハードルが高かったようです。でも面白がって、若い人たちは食べていましたから、どうやら半分くらいはなくなったようです。残ったものは、またシスターのところに戻っていきました。イタリア人は結構天ぷらが好きなようですよ。

 待降節に入りましたが、クリスマスはカラブリアに手伝いに行くので、そろそろミサを司式する練習をしないといけません。共同司式だと小さな声しか出さないので、本番声が出なくなる可能性があるので、今から大きな声で祈願文を唱え、福音を読むようにしておかないといけません。ということで、個人ミサになるわけです。本部修道院には、個人でミサを立てられる聖堂が4つあります。その中でも、私が一番お気に入りなのは、創立者が最後の日を送った部屋です。薄暗くて小さな部屋ですが、今まで多くの会員がここで祈り、識別し、出かけていったところです。ここで、ミサをしながら祈ると、とても落ち着くのですね。公会議の後、個人ミサは悪のように言われているところもなくはないのですが、司祭が自分の信仰を見つめながら、時間を気にせず、じっくりとミサをするというのは、これはこれで意味があることです。会衆がいないのですが、教会の奉仕のために、一人洞穴に閉じこもって、主との孤独のうちに、ミサを捧げるのは、意味があると思います。

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創立者のベットがあったところです。祭壇もあるので、10人くらいのグループだと、この祭壇でミサをします。ただ、主には、ここで一人祈る空間という感じです。

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創立者の座っていた椅子です。ベットの上で会うことを好まなかったので、隣の部屋の椅子で面会していました。

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面会室の窓から見た外の景色

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面会室にある祭壇です。一人でミサをするときは、この祭壇を使います。背中の方から光がさしてきて、何か不思議な感じがする空間になります。ここでなら、1時間でも2時間でも一人でミサを捧げていても、誰も何も言いません。ゆっくり祈りながら、大事に祈ることができます。





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Last updated  2007.12.07 09:59:36


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