たこ焼きとラフランス

平標山


場所は上越国境。魔の山として有名な谷川岳のある三国山脈に属している。
どんな山かっていえば、谷川だけとは対照的で、なだらかな女性的な山。花の百名山(NHK)にも数えられている。


説明はぼちぼちにして登り始めよう。

メンバーは男3人、女7人。女性密度高し。
1年生が2人、2年生が6人、3年生が2人、上級生が1人といった感じ。

こうして見ると自分も年をとったものだ・・・。


前夜出発で日付が変わる頃合いに平標山駐車場到着。

就寝。雨も降っておらず、風も優しく、気持ち良い野宿。
まぁ、駐車場が国道沿いで、車の往来が少しうるさくはあるが。



夜が明ける。




曇り空。風はそよ風心地よし。

この駐車場はトイレ完備である。

みんなでいそいそと準備をして登山開始。



特記することないんだよなぁ・・・。




割と普通だったし・・・・。





あっという間に稜線に出る。





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先ほども言ったが、とってもなだらかでやさしい山容。歩くのが苦でない。
ここら辺は笹ばかりで花は期待できない。




稜線に出てからはあっという間だった気がする。

8:50に平標山山頂に到着する。
出発時間が5:50くらいだったから、ちょうどよいお散歩だ。


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あまり時をおかずして、平標山から仙ノ倉岳へ向けて出発した。
1時間くらいで着く予定。
平標の山頂から仙ノ倉の山頂見えたしね。



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ここから先、しばし行くとお花畑が広がっていた。






その中の一枚。




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白いのがハクサンイチゲ。
黄色いのがミヤマキンポウゲ。
紫のがハクサンコザクラ。




うーん、かわいらしいねぇ。





平標の登山道と同様、千ノ倉への道も割となだらかなので、特に苦もなく進む。



風は右から左へ吹いて行く。
左を見ると黒雲が見える。
風よ。悪い雲を追い払えー!



風向きが変わった。



先ほどまで視界明瞭だった道が、突如雲に包まれ、一帯が白くなる。
同時に雨が降り始める。
だんだん強くなってきたのでカッパを着込む。


そうこうしてたら。









雷が来た。






突如頭上にピカリと光りが走ったかと思えば、間を開けずゴロゴロという轟音が周囲に轟く。


あー。


いまだかつて、これほど雷が落ちやすい場所に僕は立ったことがないなぁって僕は雷鳴を全身で感じつつ思ったのである。
山の低木しか生えていない稜線上。
こりゃ落ちるね。
いや、いつ落ちてもおかしくない。

というか雷の前兆なさすぎだろう。遠くからゴロゴロ聞こえてもいいものではないかね。
この稜線に雲がさしかかって突然雷を落とし始めるなんてひどいでおじゃる。


即来た道をUターンして撤退。
撤退といってもすぐに安全なところにつくわけでもなく、いつの間にやら激しくなった大粒の雨と、あたりをつんざく雷の音に身をひるませながら危険地帯をひたすらに行くのである。



すこし戻ったあたりで雷が止む。
が、あいもかわらず大雨なので、何人かの人がカッパのズボンをはくために立ち止まる。




ここら辺で私、我慢できなくなってきた。


何を?



便意を。



上級生に2言3言相談し、僕だけ先に行くことにする。
最寄りの山小屋まで参考タイムで40分ほど。
それまで堪え切れるのか、いや、耐えねばならないのである。






グァーッ!!くっああぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁあっぁぁぁ!!!!!










ふぅ。

この山小屋は中々に立派な、というか新しい山小屋であった。
休憩にはちょうど良い。
管理人がいて、泊る場合は金をとられるらしい。
でもそれにふさわしいくらいにきれいな施設。


解放された身でベンチにて待つ。雨はやんでいた。
しばらくして、メンバーが下りてきた。



その場でしばしの休止。

休止してたらまた雨が降ってきた。山の天気は変わりやすい。特にこの上越国境では。






そっから先は一気に下山。



林道を歩いた駐車場着。

お疲れ様でした。



雷の怖さを知った山でした。この日、別の登山者一人が雷に打たれたらしい。
それが我々でなかったのはただの偶然でしかない。

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