C22トイガン備忘録

2025.02.23
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カテゴリ: エアガン
今回は
東京マルイ製 エアガン
「M1851 NAVY」
(以下ネイビーリボルバー)を
紹介します。




実銃の
ネイビーリボルバーは
サミュエル・コルト氏が
開発しました。


コルト氏は
1836年2月25日に
以下の構造をもつ
リボルバー式の
拳銃、ライフル
ショットガンについて
特許を取得しています。


1, シリンダーの後方に
 雷管を取り付けるもの
2, 各雷管の間に隔壁のあるもの
3, 湿気や硝煙の流入を防ぐため
 雷管をシールドしたもの
4,  ハンマーとトリガーの間に
 コネクティングロッドを持つもの
5, シリンダーを回転させる
 ラチェットと
シャックルを持つもの
6, シリンダーを回転後に
 ロックする機構を持つもの
7, プレートとバレル下部の突起により
 バレルとシリンダーを結合するもの

この特許の有効期限は15年であり
他のメーカーは
特許に抵触するリボルバー式の銃を
発売できませんでした。

この間にコルト氏は
初のシングルアクションリボルバー
「パターソン」をはじめ
装填用のレバーを設ける等の
改良を施した「ウォーカー」
「ドラグーン」「ポケット」
といったリボルバー拳銃を
発売しました。


そして特許が切れる直前の
1851年に開発されたのが
ネイビーリボルバーです。

金属薬莢が普及する前に
開発された前装式の銃が
あの東京マルイから
エアガン化されるという
ニュースに驚かされたのを
今でも覚えています。


ただ、その後に発表された
価格が約27,000円と
対象年齢10歳以上用の
エアガンとしては
高価であったため
購入に二の足を踏んでいました。

しかし購入者の方々の
高評価に背中を押され
遂に購入を決意しました。 ​​​




箱は木目調に塗られており​
表面のザラザラした感触と併わせて
木箱のようになっています。

開ける前からアンティークな
雰囲気が漂っていますね。




やはり
このエアガン一番の特徴は
ローディングレバーを操作して
実銃の装填方法を
再現できる点でしょう。

実銃ではシリンダーに
黒色火薬を注いだ後
弾をローディングレバーで
押し込み
その上から暴発防止用の
グリースを塗って
装填します。

エアガンのレバーは
押し込みすぎでシリンダーを
傷めないためか
ストロークが短く制限されています。

レバーは金属製で頑丈そうです。





レバーを下げると
銃身下部に
HOP UP調整用の
ダイヤルが現れます。

奥まったところにあり
手で回すのは困難なため
付属のツールをひっかけて
回します。




ローディングレバーの収納

バレル下のツメに
レバー先端のラッチをひっかけて
固定します。




付属品のBB弾と
雷管を模した真鍮製のキャップ

BB弾は灰色なため

シリンダーに装填すると
鉛弾のようです。

装着しなくても
動作に影響しない
キャップですが

塗装などでごまかさず
脱着ができるところにも
こだわりを感じます。

ただしキャップの
脱着を繰り返すと
緩くなる可能性があるため
あまりやりすぎないほうが
良さそうです。

ちなみに実銃の雷管では
きつくて装着しにくい場合
ハサミで切り込みを入れる
そうです。




シリンダーには
1843年にテキサス海軍が
メキシコ海軍を破った
「カンペチェ開戦」の様子が
描かれています。
これが「ネイビー(海軍)」と
呼ばれる所以です

前述の特許の通り
雷管と雷管の間には
隔壁が設けられています。

コルト氏が最初期に
設計したリボルバーには
この隔壁が無かったため
試作品を実射した際に
暴発してしまったそうです。




バレル下とフレーム後部には
ハンマーをハーフコックにして
シリンダーを手で回転させられる
状態にしたのち
弾や雷管を装填するための
切り欠きがついています。

実銃が.36口径(約9.14mm)
であり弾はそれより
若干大きめですが
BB弾の直径は6mmなため
実銃を再現した
バレル下の切り欠きでは
隙間が大きすぎて
BB弾の装填には
あまり役に立たない感じがします。

実銃のネイビーリボルバーには
フレーム後部の切り欠きに
雷管を通しやすくするための
「キャッピンググルーブ」
と呼ばれる溝が
彫られているものがあります。

私はうまく彫れる自信が
ありませんが
リアリティアップのために
加工してみるのも一興でしょう。




インナーバレルは
マズルよりも
奥まったところにあるため
ほとんど見えません。





ハンマーをフルコックし
先端のノッチとフロントサイトを
合わせて照準を行います。

シリンダー上部フレームが
カットされた構造的上
リアサイトが付けられないため
こうなったと思われますが
私にはノッチが見づらく
照準がつけにくいです。






エアガン独自の
セーフティ機構として
印を付けたねじを押し込むと
トリガーがロックされ
装填作業中に
誤ってハンマーが
落ちないよう
になっています。

エアガンである都合上
ハンマーを コックした状態から
指で押さえながら
ゆっくり落としても
ハンマーと連動するピストンから
エアが出てしまいます。

エアの力により
シリンダーから弾が外れ
2発給弾などの不具合を
起こすことがあります。

そのため
給弾後にハンマーを落とすには
フルコックまで起こして
1発発射する必要があります。



バレルユニットの分離

「バレルウェッジ」と呼ばれる板の
ツメ部分を押さえながら引きだすと
バレルユニットを分離できます。

ツメ部分は薄くて華奢なため
押さえる際は
注意が必要そうです。




シリンダーと
シリンダーシャフトの
マークを合わせると
シリンダーも
取り外せます。




エアは
シリンダーシャフトに
空いた穴から
供給されます。

シリンダーの内側にも
穴が開いており
ここをエアが通って
弾が発射されます。

カート式のリボルバーと異なり
シリンダー後部から
エアが供給できないため
シリンダーシャフトから
供給するという
画期的な構造です。





ネイビーリボルバーには
トリガーガードと
グリップ部分に
鋼よりも柔らかくて
加工が容易な
銅合金が使われている
ものがあります。

今回、この部分を
分離して金色に塗ることで
銅合金部品の再現を
試みました。

なお、通常分解以上の
分解を行うと
メーカーサポートが
受けられなくなるため
ここから先の分解は
自己責任となります。




トリガーガードの分離

トリガーガードには
3本のねじが付いているように
見えますが
バレル側にある1本のみを外すと
フレームから分離できます。
これ以外のねじはダミーです。




フレームの
印が付いた部分にある
イモネジを外します。

これには
0.89の六角レンチが
必要です。

細くて折れやすいほか
一部のレンチセットには
0.89が入っていないため
事前に確認しておきましょう。

購入はこちら






イモネジを外すと
向かって左のフレームが
分離できます。

ウッドタイプグリップも
ツメを外して分離します。

ここまで分離すれば
塗装が簡単に行えます。




ハンマーを起こした状態の
機関部

ハンマーとエアピストンの
連動が確認できます。






ネイビーリボルバーの実銃と
グリップ部の構造が近い
ハートフォード製
シングルアクションアーミー
モデルガンと比較して
塗る箇所を確認します。

モデルガンでは
一体になっている
トリガーガードが
エアガンでは分離していて
逆に分離しているグリップ部分が
エアガンでは一体になっています。

トリガーガードは
パーティングラインを
除去したのち
全面を塗装しますが
グリップとフレームが
一体になっている箇所や
機関部にはマスキングをして
色が付かないようにします。




塗装

塗料にはこちらを使用しました。




塗装後の
東京マルイ
ネイビーリボルバー

オーソドックスな
エアガンも良いですが
こうしたチャレンジングな
トイガンも
魅力的ですね!

​​ 皆さんも独特なローディングを
体験してみてください ​​












​​​​
参考文献
月刊Gun 1983年2月
月刊Gun 1983年4月
月刊コンバットマガジン
    1980年10月
世界の銃パーフェクトバイブル2
​ ​学習研究社






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最終更新日  2025.10.31 20:13:06
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