演 奏 会 の 旅

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元帥閣下

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元帥閣下 @ Re[2]:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) ぅ〃*さん 演奏会お疲れ様でした! 10月1…
ぅ〃*@ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) 2014.10.12(ホクト文化ホ-ル.中…
ぅ〃*@ Re[1]:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) わざわざお返事ありがとうございましたっ!…
元帥閣下 @ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) ぅ〃*さん、詳細なレポートありがとうござ…
ぅ〃*@ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) はじめましてっ…でいぃのかな〃 柳町中学…
December 4, 2022
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カテゴリ: 吹奏楽

開催日:2022.12.4(日) 14:00開演
場所  :松本市音楽文化ホール・メインホール(693名収容)

山田詩織ヴァイオリン・リサイタルに行ってきました。

プログラム
前半
1.J.S.バッハ
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
  第1楽章 Preludio 4分の3拍子
  第2楽章 Loure 4分の6拍子
  第3楽章 Gavotte en Rondeau 4分の4拍子
  第4楽章 Menuet I - Menuet II 4分の3拍子
  第5楽章 Bourree 2分の2拍子
  第6楽章 Gigue 8分の6拍子

2.J.ブラームス
  ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」ト長調 作品78
  第1楽章 Vivace ma non troppo 8分の6拍子 ソナタ形式
  第2楽章 Adagio 4分の2拍子 3部形式
  第3楽章 Allegro molto moderato 4分の4拍子 ロンド形式

3.R.シュトラウス
  ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品18
  第1楽章 Allegro ma non troppo 4分の4拍子 ソナタ形式
  第2楽章 Inprovisation: Andante Cantabile 4分の2拍子 3部形式
  第3楽章 Finale: Andante - Allegro ロンド形式

アンコール
4.J.マスネ
 タイスの瞑想曲

レポート
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番
コンサートのオープニングは、演奏者の山田詩織氏が解説したパンフレットにヴァイオリニストにとって聖書のような存在で一生勉強を続けたいと思う作品で、全曲を通して底抜けに明るく、旋律はどれも楽しげで幸福感に満ちていますというコメントがあり、聴き手としてもその心意気を受けて、身の引き締まる思いで聴かせていただきました。そしてタイトルからわかるように伴奏の無いヴァイオリン単独での演奏ということで、6つある楽章を1つ1つ感じながら楽しませていただきました。余談ながら第3楽章は、9月の第581回 群響定期演奏会プログラム 上田定期演奏会にてソロヴァイオリンの辻彩奈氏がソリストアンコールとして演奏しており、その時の情景を思い出すとともに、目の前で奏でられる心に響く見事な名演がまた新たな感動として記憶に残ることになりました。

ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」
ピアニストの加藤洋之氏が登場して、ここからはデュオスタイルでの演奏となりました。人それぞれ好みがあると思いますが、私はなんといっても第1楽章が一番のお気に入りで、山田氏の伸びのある見事な演奏のもとソナタ形式に乗っ取り、AメロとBメロ、展開部、再現部、コーダと進んでゆく様は、聴き手として至福の時でした。また曲目解説によれば、山田氏のウィーン留学時の初めての本番がこの曲であり、ウィーンでは大学内の試験やクラスコンサートに一般の聴衆が入ってあたたかい拍手を送ってくれるという慣わしがあり、それが演奏者の励みになるとのことで、音楽の都ウィーンにはそういう文化があるのかと感心した次第です。思えば私自身も10年に渡って上田ウィーンアカデミーにてカール・ヤイトラー氏のもとでウィーンの音楽に触れてきて、そういったあたたかさを感じる場面が数多くあったことから、もしかするとそれこそがウィーン気質なのかもと思うところがありました。

ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品18
山田氏のコメントとして、大学院修了時の松本市音楽文化ホールでの新人演奏会にて、第1楽章を演奏し、冒頭のピアノの和音がホールに鳴り響いたとき、幸福感に包まれたこと。憧れの作品の一つで、必ずこのホールで全曲演奏したいと思っていた曲ということで、楽曲に対してのとても強いこだわりが伝わってきました。また聴き手の私にとっても、この曲は1月~3月にヴァイオリン松本蘭氏とピアノ酒井有彩氏によるアナリーゼワークショップや地域の2公演とリサイタルで楽曲について学び、さらに8月にはヴァイオリン齋藤澪緒氏とピアノ柏本佳央理氏によるリサイタルにて2回目の拝聴の機会を得て、今回は3回目ということで、まさか1年で3組の演奏を聴けるとは!という想いがありました。というのも、この曲は、ピアノパートがかなり大変で、松本氏も齋藤氏もピアニストのお二方を大いにリスペクトした上で、弾いてくれるピアニストがなかなか見つからないのでヴァイオリニストはこの曲を弾くことができない・・・というお話をされており、そういうことから山田氏とともに演奏するピアノの加藤氏の演奏にも大いに注目するところがあり、パンフレットに掲載されていたプロフィールを拝見したところ想像通りのそうそうたる経歴をお持ちということで、得心した次第です。そしてお二人の演奏は伸びやかなヴァイオリンの音色とダイナミックなピアノの音色の絡みが本当に素晴らしく、第1楽章・第2楽章・第3楽章と夢心地とも言うべき高揚感を感じながら楽しませていただきました。

タイスの瞑想曲
本プログラム終了後に山田氏より来場のお礼とこれからの抱負が話され、聴衆が温かい拍手によって応え、とてもて自然な形でアンコールへと入りました。アンコールは、ヴァイオリンを代表するこちらの名曲。よく知られていて演奏頻度も高いので、ある意味演奏者の個性が出やすい感がありますが、大曲の後の余韻が残る中での演奏だったのでいつにも増して心に響くものとなりました。

まとめ

たまたま1週間前にホクト文化ホールでチラシを見て、プログラムがとても魅力的で引きつけられたこともありますが、実際に演奏を聴いた印象としては、無伴奏曲、雨の歌、リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリンソナタ、いずれもが期待を超える素晴らしいものでした。また松本生まれの松本育ちという山田氏ですが、留学後は故郷に錦を飾る形で、松本を拠点に演奏活動を続けてゆきたいとのことで、今後がとても楽しみな音楽家の1人であると感じた次第です。






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Last updated  December 9, 2022 11:24:05 PM


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